2024年10月26日
多重介護のリアルその14 ~父の夢~
買い物があってドラッグストアに行くと
今でも
「ついでにオムツ買っとかないと」とか
「トロミ剤が切れる頃か?」
とか思い出して
売り場へ足を向けようとして
「あ、もうこの世にいないんだ」と思う。
父が亡くなって3ヵ月以上もたつのに。

亡くなる直前に父がはいていたジャージを身に着けて
日課の山登り。
いっしょに登る
いっしょに季節を感じる
父と一緒に山に登ったのは中学の時が最後。
山にヒノキの苗を植えるため。
「この木はおまえの子が切って生活に充てる木や、
そやからおまえも植えとけ。」
って言ってた。
今では山や畑を粗末にするご時世になり
山のどの辺りにその木を植えられたかもかもわからず、
わかったとして、
木を切ったとしても
持ち出すための費用は、多分材木代より高いでしょう。
しかも私に子はいないし。
なかなかね・・・・・
予定通りにはいかんもんやね、お父さん。
あなたがはいていたジャージ、
40㌔の私にちょうど良いなんて
随分と細く
小さく
なっていたんやね。
Posted by やまさき あおい at 21:50│Comments(0)
│多重介護のリアル
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