2024年08月07日
多重介護のリアルその13 火葬式
8月はお盆の月だからということもないのですが、
父の月命日も終わったので、
これを読んでくれている誰かの参考に
火葬式のことを書きます。
実家は空き家バンクに出す前に仏壇の閉眼供養をして閉じ、
将来、お墓守りをする人がいなくなるので2年前には墓じまいもしています。
なので遺骨は火葬の後、拾ってきません。
15年前から書いている私たち夫婦のエンディングノートにも
「私の遺骨は火葬場から持ち出さない」と書いてあります。(^O^)
さて、その火葬式の費用についてです。
火葬式は直葬とも言われるらしいですが
父の場合は35万円でした。
そのうち6万円は火葬場へお渡しする費用です。
この費用はその火葬場のある市民なら1万円だったところ、
ウチは市民外なので6万円、なんと6倍です。
火葬場がない町は仕方ないのです。
あとの29万円の内訳は
遺体安置や簡易なお葬式をするための場所の提供費用と
棺桶とお花代、そしてエンゼルメイクの費用などです。
ちなみに霊柩車もリンカーンから日本車のバンタイプまで色々あって費用がかなり違ってきます。
父は多分生まれて初めてベンツ車に乗せてもらいました。
それでもお安くついたのは、
母が40年前にベ〇コという互助会に積み立てをしていたからです。
でも、冷静になって考えると
40年前なら郵便局の定額貯金が10年で倍近くになっていた時代なので
当時から今まで29万円を運用していたら
それ相応の金額になってたよなー
って不届きなことを考えもしました。
お坊様もお付き合いがないので呼ばず、
母と夫と私で般若心経を唱えました。
母はこの日のためにソラで唱えられるようになっていました。
お棺の中に入れた父の好物の大納言入り玄米ご飯。
流動食になってから、何年も食べられなかったね。

Posted by やまさき あおい at 13:36│Comments(0)
│多重介護のリアル
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