2016年06月29日

何もない空間に祈る











「いつもトモちゃんをやわらかな空気で包み込んでくれて
 ありがとう。
 熟睡させてくれてありがとう。
 朝になったら目覚めさせてくれてありがとう。」



部屋主のいない夫の部屋に手を合わす。




今日、夫は珍しく飲み会で留守。

タバコの煙が苦手な彼は、
居酒屋などの煙の多い場所は避けようとするために、
一般にいう飲み会に参加するのは1年に数回のみです。

今日はその1年に数回のうちの一日で、
夕食作りの必要がない日。









夜のしじまのなか、
リビングに漂うタイサンボクの香りで満たされる。





祈りの時間はやっぱり
こんな環境からうまれるのかもしれない。





言葉をつかえるのは
わたしひとり。


でも、目には見えない
大いなるなにものかに
感謝せずにはいられないような気持ちでいっぱいになって。





「なにもない」ところにこそ
「なにもない」ところだからこそ「在る」存在に
ついつい
手を合わせてしまうのです。




今日も実に現実的で、不条理を目の前にした仕事場ででも、
やっぱり帰りがけには、誰もいなくなった部屋に手を合わせて、
「見守ってくださっていることを知っています。
 ありがとうございました。」
と、頭が下がるのです。





みんなもきっと、そんな時ってあるよね。




不景気だ、テロだ、基地問題だ、自衛隊海外派遣だ、原発事故だ
・・・・・・というようなこの頃の世の中だからこそ、
昔の日本人がそうだったように、気高い精神性と、身近な幸せを
なんども
なんども
かみしめていきたいと思うんだ。










お祈りの後はこれ。


今夜は貴腐ワイン。





神さまの匂いのタイサンボクと
貴腐の甘い香りが交じわって



もうね、
あの世の気分です。






ik_75 ik_75 ik_75










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Posted by やまさき あおい at 21:28Comments(1)ちょいとスピリチャル

2016年06月22日

Sunny Brainでいこ~!








「科学は人格を変えられるか?」という本が興味深いです。
著者は、オックスフォード大学の教授、エレーヌ・フォックス。 
英語のタイトルは「Rainy Brain, Sunny Brain.」 といいます。

楽観主義と悲観主義の新しい科学のことが書かれていますが、私たちの日常、もっと言えば人生を通して役に立つ情報だと思うので、あおいの解釈も交えながら紹介します。




サニーブレイン(楽観脳)とレイニーブレイン(悲観脳)という概念がこの本では展開されます。

「人生の明るい面に目がいくか、暗い面に目がいくか」という差が、脳の活動パターン自体に関連していることがわかってきたらしいのです。
出来事をどう解釈し、どう行動するかによって、その人がどんな人生を送るかは大きく変わります。
レイニーブレインの人の究極は「世界は失望と危険に満ちている」であり、サニーブレインの人は「世界は善と成功があふれている」となるのでしょう。

身近にたとえれば、日常で起きる出来事や目にする事柄のなかで、自然とネガティブな事象や腹の立つことに目が向き、それをまた周囲の誰かに言う・・・
これを続けていると人はいとも簡単にコウルサイ人物になり、近寄りたくなくなり、あてにされない人になっていきます。

そればかりか、ネガティブなことを口にすればするほど、悲観脳は強化されていきますので、その人の五感はネガティブさに敏感になり、感情が高まり、ついつい周囲に言ってしまわないと気がすまないようなことになりがちです。
この悲観脳のことをレイニーブレインと呼びます。

一方、楽観脳のことをサニーブレインと呼びますが、楽観とはいつも上機嫌であるというだけではなく、たとえば困難に直面しても乗り越えられる能力があると信じ、自分自身が人生をコントロールしていこうと行動する人のことをこう呼びたいと思います。
この楽観脳も同じく、使えば使うほど脳内でも物理的に活性化されていき、やり続けた人の特徴は、明るく温和で、課題に直面してもユーモアをもって軽々と乗り越えていくという印象です。


ほんでもって、
ここからが大事なとこどすえ。


ありがたいことに、サニーブレイン(楽観脳)とレイニーブレイン(悲観脳)の根底にある回路は、脳の中でも一番可塑(かそ)性が高い、変化しやすいい部分なのです。
自分はどの部分の脳を使ってものを捉えるのか、考えるのか、
それは人生の時間を重ねれば重ねるほど結果は顕著にでてきます。



私は今、この考えにふれて、とても得をした気分です。

もうすでに人生の終盤に入っている世代ではありますが、今ここから、サニーブレインを使って生きていこうー!
そして半年後に自分自身を客観的にチェックしてみます。


あなたもやってみる?
















  
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Posted by やまさき あおい at 11:02Comments(3)人心緑化

2016年06月16日

カウンセリング勉強会










今日は、カウンセリングや職業相談に関する勉強会のお知らせです。
今週の土曜日ですので、時間にご都合がつく方は是非!


「個別相談の経験が浅いので、相談を担当するには不安がある」などの方を対象に、個別相談に臨む心構えなどを学ぶ、ベテラン講師による勉強会を開催します。
主催は私も在籍しているキャリアコンサルタントネットワーク京都(CCNK)です。
詳しくは↓
http://www.npo-ccnk.com/能力向上会/ccnk公開セミナー/


講師の井上曉さんはキャリアコンサルティング技能士やシニア産業カウンセラーでありながらも、常に自己研さんに励んでおられる方で、多くのご趣味をもち、人生をイキイキと楽しく過ごされています。
人間味あふれる講座に是非おいでください。







今の季節に咲く、神さまに一番近い花、タイサンボク。





神秘的~ face05
香りもこの世のものとは思えない、深くて切なくて高貴なかおりです。













  
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2016年06月09日

日常の中の“非日常”










気が付けばブログの更新が半月以上あいていました。




やっとひと通りの夏野菜を植え付けたと思ったら、草と格闘しながら苗が大きくなるまでそれぞれの世話をし、成長し始めたかなと思う間もなく虫や蝶々が畑を住処にしはじめたものだから、幼虫をとったり竹酢液やEMを撒いたり、やることいっぱいで。



昨年の冬に収穫したブロッコリーから脇芽が3本も出て、中からブロッコリーが出てきた!
と喜んでいたら、先に虫が食べていた。

face08「ちょっとは残しといてな!」





一部の野菜たちは、コンパニオンプランツで育てています。
トマト+バジル






ナス+マリーゴールド
その向こうは、キュウリ+ネギ



この組み合わせはハーブ研究家のベニシアさんhttps://www.youtube.com/watch?v=GJ4NAgNw4cEに習った。
マリーゴールドはセンチュウにしか効かないと言う人もいるけど、まぁ、見た目もきれいやし。ik_09





これは“こどもピーマン”というらしい。
去年までは万願寺唐辛子を植えていたけど、辛くないというのが特徴なのに、ヒジョウに辛いものが混じるので、人様にも差し上げられず困りました。
で、今年はこども向けの辛くないピーマンにしてみましたが、どうかな?







こぼれ種で毎年出てくれるものは、

エゴマやバジルやスイカまで。


そしてツルムラサキも、季節になれば勝手にお出ましになる。

ツルムラサキは虫も病気もなく、葉野菜の端境期にどんどん収穫できて、しかも栄養豊富で重宝します。
プランターがあれば、是非今からでも植えてみて。ご近所さんなら苗をあげますよ~ik_73







畑で汗を流した後のランチは、インゲンとアボカドのピッツア。
味噌ペーストにすると、ちりめんじゃこの香りが引き立つよ。








畑にいるとき。

職場でキャリアカウンセラーをしているとき。

おうちの中で保存食作ったり、繕い物をしているとき。

長距離移動で、両親のリクエストに応えるとき。



どれも大事で好きな時間ではあるけれど、
この頃自分の中から、

「次いこ」
って聞こえるのは
なんなんでしょう?



















  
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Posted by やまさき あおい at 16:58Comments(2)百姓日記