2016年09月29日
秋の食卓 早松茸(サマツタケ)
「サマツ食べるか~?」
と、お電話をいただき、
みなべの無農薬梅農家、中本さんから届けてくださったのはもう1年前の話。
去年いただいて、ブログに下書きしたまま冬になり、きっかけを失っていたサマツタケさま。
天ぷらにするなんて贅沢なことで。
お弁当さんにも。
我が家にはまだ山椒の葉が次々と出ているので、春と秋が一緒になったようなお弁当。
ここまでが2015年に入れた記事。
そのままお蔵入りしていた。

そして
あっというまに
1年が過ぎ。。。。。。。
一昨日にも秋の山の味覚を届けていただいた。
ウホホーイ

今年はご飯と焼き物に。
今日の焼き物は、練り梅http://www.itibangai.com/nakamoto/で作ったドレッシングでいただきます。
お酒はこの時期、やっぱりひやおろしでしょ。
あー、よかった。
二年越しで記事をアップできて。
ほんと、年をとると1年なんてアッというまです。
秋の山のエネルギーを心身に取り込み、
60歳からはより野生化していくための準備ができそうです。
2016年09月25日
何かの訳があってのこの人生。
秋は何かと行事の多い時期のようで。
お祭りや運動会を筆頭に、その行事の多くは子どもの頃の記憶しかありません。
私が子どもの頃の小学校の運動会は町をあげての行事で、どこの家も家族総出のようなお祭りでした。
我が家も前日からお弁当を仕込み、いろいろな準備をしていましたが、私にとってはその風景のなかにワクワク感や楽しさという記憶はほとんどありません。
何しろ心配症が高じて、子どもの無邪気な楽しみの芽まで気づかずに摘んでしまうような母親に育てられ、
子どもの私もそれに抵抗できずに、まるで母という裁判官に常に見張られていると勘違いしていたような子供時代でしたから、そりゃもう、長い暗いトンネルに入り込んだような幼少期でした。
このブログにも何度か書いたけれど、保育所に行くとき(5歳くらいかな)、途中にあった橋の上から下を流れる川の流れを見つつ、なにかカナシイというような感覚を常にもっていたことを思い出します。
保育園児の頃でそうだから、小学校の運動会も単純にうれしい!楽しい!という気持ちは少なかったんだと思います。
うれしい気持ちより、母が心配しないように徒歩競争で転ばないようにとか、母が恥ずかしくないふるまいをしないと、というような気持ちが先立ち、自分が喜ぶことは悪だと信じていました。
実際に母には、学校であった楽しいことを報告しようと話し始めても、そんなに笑うなと言われました。
「あしたはどんな辛いことがあるかわからないから」と。
大好きなお母さんが言うからには間違いない。
もうこのあたりから幼いあおいちゃんの心の中に、生きていくことはツライもの ということが刻印されたのです。



来年の春から小学校へ上がる幼稚園児を対象に、小学校のおねえさんやおにいさんからお祝いのお菓子が入った小袋をもらえる、みんな大興奮のかけっこ競争のときです。
スタートラインに立った幼稚園児のあおいちゃんはラッパが鳴っても走り出せず、おおあわてで元気いっぱい、小袋めがけて走るお友だちを見て、心とからだが硬直したようになり、
動けませんでした。
家族のいる場所へ帰っていくと母やみんなが、「どうしたん?お腹でも痛いんか?」と聞きました。
心配されたくないから「おなか痛うない」と言いました。
「ほんならなんや!みんなといっしょに走らなあかんやろ!」と怒られ、わたしもみんなといっしょに元気に走りたかったと思いました。
でも、その時のことは大人に説明しようがありません。
ただ、くやしいのかかなしいのか、ひとりぼっちを感じてポロポロと泣くしかなかったのです。
様々な場面で、そのような言うに言われぬ体験がわたしには長くありました。
今、カウンセリングの場面でクライエントが話す言葉に
「なんでそこでそう思うの?!」とか
「そんな不合理なことで、そこまで悩んでる?!」と感じる人は珍しくありません。
そんなとき、「言うに言えない」とか、話す言葉も浮かばなかった幼少期のこのような体験は、カウンセラーである私を支えてくれます。
理論でわかっていることや心理学として体系づけられたこと以外に、臨床の場で起きる生々しいクライエントの生を、どんなふうに受け止め、理解し、クライエント自身がより良い方向へ一歩を踏み出せるのか、
畑をしながら、そんなことを一日中考えていた日でした。



求職中のクライエントさんが持っていた布バック

ヾ(≧▽≦)ノ
「シュウーカツしてる?」って言い過ぎた?


2016年09月19日
超高齢社会と年金問題を考える
先日、シニア向けの就職セミナーをするために資料を集めていて、ほんとに驚く現実を再確認しました。
昨年2015年の国勢調査で65歳以上は人口の26.7%、過去最高となり、今後もこの数字は伸び続けるのは確実です。
総務省がそんなデータを発表したのが今年6月30日。
翌7月1日の新聞一面に、『年金運用損失5兆円』、と出ていました。
この、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の成績は毎年7月上旬に発表しているけれど、今年は参院選後の7月29日にしています。
"(-""-)"
しかも赤字は2期連続で、毎年の年金支払いにかかる総額の中でGPIFが賄う分は5兆円弱というから、ちょうど1年分を今回で損失したということです。
なぜ株式への投資を増やしたか?
それは、政府が試算したところ、株で利益を得ないと今の水準で年金を払い続けられないとの結果が出たから。
?
へっ?
高齢化社会に向かっているのは何十年も前から分かっていましたよね。
それともこちらに関しても、「想定外」でしたか?
こんなに高齢者が増えることは、データでも見たことがないとでも?
政治家は一流の専門家の意見を聴いた上で、政策決定しているはずです。
ま、
話をもとに戻します。
このままでは年金が足りなくなるので運用方式を変えた。
国民の合意も得ていないことを指摘する人もいますが、とにかく「専門家」が株を動かした。
で、結果は2期に渡って損益を出したということです。
しかし問題の根はまだある。
この現実があっても与党や関係者らが、全体からすればたいした金額ではない、吸収できる範囲だと平然と言っていること。
子どもでも悪いことをしたら「ごめんなさい」って言いますよ。
謝罪が大事なのは、謝ることによって襟を正し、自分の立場を再確認し、間違いを修正するチャンスだからです。
それが謝るどころか、ドンマイドンマイという神経。
しかもきっちり、選挙が終わってから公表するあたりも、
「いい加減にしなさい!おばちゃんは怒るよ

気持ちを切り変えて、厚生労働省。
平成29年より65歳以上でも新規で雇用保険に加入できるようにしてくれました~

へっ?
嬉しいですか?
これまでの労働者のように、定年以降は孫のお守りと趣味のゴルフでも楽しんで・・・・・
なんて言っていられないからですよ。
年金が段々と後ろ倒しになり、もらえる額もじわじわと減額されていくことは必至なので、70歳まで、いえもっと可能な限り働いてくださいよというメッセージです。
「一億総活躍社会」のひとつの例です。
そんなこんな資料がどんどん出てきて、数日後のシニア向けセミナーは満席となり、時間も延長して終わりました。
大事なことはこれから。
だからどうする、わたしたち。
ということです。
具体策はということになると、人それぞれの状況や置かれた立場などがあるので、箇条書きのように表せるものではないけれど、
難しい時代になればなるほど、世の中や個人レベルで起きていることをどんなふうに捉えるか、ということが肝心かなめになると思います。
わたしはもちろん政治家でも、株を動かして失敗した本人でもないけれど、この現実をつくったのは自分自身のせいでもあると思っています。
その感覚は若いころからあって、社会で起きた自分には関係のない事件などであっても、どこか、自分も責任の一端があるんじゃないかと感じるのです。
5年後10年後が不安だとか、未来が見えないとか言う人が多くなってきているのかもしれないけれど、頭でイメージするのは
「いや、きっと大丈夫!」
ということだと思うんです。
じゃあ、大丈夫を現実のものにするために、今できることを地道にやっていくことかな、動くことかなって思う。
「ほんま、ハラたつわー!」と思いながら、
雨に濡れつつ畑の草むしりに熱中していた。
台風が近づいているから、ひっきりなしに降る雨。
でも、手を動かしていたらその分、確実に畑は美しくなる。
せっせ。

せっせ。

自分が動くことで目の前の情景が変わるって、なんとうれしい出来事か!
気持ちも徐々に静まって、
そのうち心にポッとあかりのようなものが灯る。
これが私にとっての「大丈夫」を現実のものにするための、地道な行動のひとつです。
モロヘイヤとハンダマとツルムラサキは3種一緒に和え物にすると“出会いの美味”になる。
2016年09月14日
父のトモダチ、真似するペンギン
母と違って、父の方はあまり笑いません。
老齢になったからではなくて昔からですが。
90歳を前にして、笑いのネタもあまりないということはあるのかもしれませんが、やっぱり反応は多い方が嬉しくて、父の好きな三橋美智也とか、田畑義男とかのDVDを贈ったのだけど、それも見飽きた感があって・・・
そんなことを思いながら、出張先の滋賀県長浜市の商店街を歩いていたら、にぎやかにおしゃべりしている子を見つけ、ついついお買い上げ~ ~ ~


で、これを送った父は母のいない時を見計らって、
ペンちゃんに、
「まいどおおきにー!」とかって話しかけているらしい。
KA WA I I~!!





傾聴やオウム返しを勉強中のカウンセラーさんもいかがです?

2016年09月11日
オフグリット生活を見学する
昨日は、岡山で暮らす田中優さん宅のオフグリット(送電線とつながっていないこと)な暮らしぶりの見学会に、やっと行くことができました。
優さんからの情報は、命・未来・安全・安心・暮らしやすさなどの大事な事柄を伝えてくれるので、メルマガなども丁寧に読んでいます。
経済優先の今の世の中は、テレビや新聞などのマスメディアでは心や魂が本当によろこべるような情報は、とても少ないと感じています。
なぜ、送電線とつないでおいて余った電気を売らないの?という素朴な疑問があるでしょう。
大手電力会社が買電したことで、決して損を出さないような仕組みを知れば、余剰分を売電する気にはならなかったのだと思います。
だから「オフグリット」なんですね。
優さんちの見学会では、同じような志しの方々が各地から駆けつけていました。
優さんのこれからの夢は、お金をなるべく使わない社会システムをつくることだそうです。
エコマネー、地域通貨、そんな形式があちこちで動き始めると、したくない仕事はしなくていいし、行きたくない会社は行かなくてよし!
心にも、からだにも優しい暮らし方が始まります。
私も60歳になったらもっと自由になると決めているので、ワクワクすることをやって余生を過ごしたいと思います。

でも、今の仕事は何一つやめませんよ。
どれも大好きなライフワークですから。
田中優さんのホームページhttp://www.tanakayu.com/
2016年09月03日
心身の不調、どこに行けばいいの?
暑い暑い夏が過ぎ、お疲れ気味の人が多いのかな~?
調子がイマイチなんだけど、どんなとこで診てもらったらいい?
というようなお尋ねをいただくことがあります。
また、
病院へ行っても どこも悪くない と言われたけれど自覚症状がとれない、といった相談もあります。
そこで、ざっくりと平たく“交通整理”をしてみます。
まず、メンタル面がお疲れ気味という方で、西洋医学や投薬治療などにも抵抗がない方を対象にご案内します。
うつなどの精神的な疾患じゃないかと自己診断で思う時や、
眠れない日が続く、
無気力・無関心・無感動が一気にやってきた、
理由もわからず泣けてくる、
学校や会社に行けなくなった・・・等々の時。
➡精神科のある病院か、メンタルクリニック(精神科専門の診療所)などの医療機関が適切かと思います。
一方、精神的な病気かどうかわからないけれど、
腹痛、頭痛、疲れやすい、めまい、耳鳴りなどの身体症状がある時で、
検査では特に異常が見受けられないような時。
こんな時は、
➡心療内科or統合医療等が受けられる医療機関or漢方医などが適切でしょう。
ここでの注意は「心療内科」の選択です。
精神科の医師が「心療内科」を標榜しているクリニックがたくさんありますので、数少ないほんものの?心療内科にかかることが大事です。
その他、
病的な不安やノイローゼ、自律神経失調症などは神経科が妥当かと思いますが、素人判断をせず、一度は内科や脳神経外科で検査をすることも必要かもしれません。
参考⇒http://body-thinking.com/column/clm_distinction.htm
西洋医学ではない代替療法(西洋医学に代わるもの。例=各種心理療法、鍼灸あんまマッサージ、ホメオパシー&バッチフラワーなどの各種レメディ、メディカルアロマ、断食療法、食事療法、果てはご祈祷etc・・・・・)を受けたい方については、代替療法は玉石混交だし、その個人に合う合わないという要素が大きいので、自分でよく調べて納得したものを選ぶことが、最も効果を得やすいと思います。
私は確かにシャーマニズムについては、沖縄にて4年間じっくりその臨床を調べ、様々な超能力的体験もしましたが、だからといって自分自身はサイキックな能力は今もありませんし、ユタさんみたいなこともできませんので、そっちの期待は他へ求めてくださいね。
そして。。。
一番大事なことは、やっぱり
『病気になりにくい心とからだづくり』、
これに尽きると思います。
9月から数年ぶりに、セルフケアのお仕事も動き出しました。
脳を活性化させて、
まずは自分自身のサニーブレインhttp://self.ikora.tv/e1214033.htmlを増幅させていこ~

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


【オマケ】
うちの家族のひとりです。