2024年03月31日
多重介護のリアルその7 ~施設選びの留意点~
今回の記事は、
前回の~お金編~にいただいたメッセージから考える
補足でもあります。
介護にまつわる質問やご意見などを読ませていただくと
当然とはいえ、
介護経験のある人とない人では反応がけっこう違うことや
介護中の方でも介護やお世話をしている期間によって、
課題の数や内容ばかりか、介護する側のメンタルの状態が
かなり変化してくるんだなという印象です。
前回、各施設の費用を大まかに書きましたが、
今後それらの施設を利用することになった場合、
「これは気をつけて!」ということを書きます。
ここでは高級老人ホームや健康型シニアハウスなどは除き、
まぁまぁ一般的に該当するところを対象に書いています。
特養・老健・グループホーム等については、費用的に開きがあっても8万/月までくらい(利用料ではないですよ、差額です)
だと思いますし、初期費用(敷金に当たるもの)がかからない所がほとんどかと思います。
一方、有料老人ホームやサ高住などは、ほぼ初期費用がかかります。
我が家の場合は1件目40万、2件目が60万程度で
サ高住ではこんなものかと思います。
これは退居する際にお部屋をクリーニングしたり修繕したりして、残れば返されるものです。
ちなみにサ高住は他の介護施設と違い厚労省管轄ではなく、国交省管轄のもので、本来は「施設」という呼び方はしないそうです。
1件目に入居した所はそれが徹底されており、玄関アプローチに各部屋分のポストがあり、宅配サービスが配達されたり、管理人のパスがあれば友人らが遊びに出入りするのもOK、家族が泊まることも可能で自由度は高いものでした。
24時間見守り付きの高齢者マンションといった感じなので、入居時は自立していないと入れません。
でも、サ高住でも近頃は看取りまでする
手厚い介護が組み込まれた「住宅」が出始めたので、これも利用者にとっては選択ミスの元だと思います。
留意しなければいけない1点目
各施設等のパンフレットに書かれた「利用料」について。
パンフなどに書かれたものは大抵、最低限必要となるものが記載されている傾向があります。
2件目のサ高住などはパンフに書かれていた費用以外に紐づくものが5件ほどあり、いろいろな会社名で引き落としがあるまで素人にはなかなかわかりませんでした。
そこにプラスして、指定されたおむつなどの消耗品(約2万円/月)、
そして医療費です。
是非それらのことも確認し、必ず現地見学をしてから決められることをお勧めします。
留意2点目
施設探しにネットを使うと、
紹介業者の勧誘がいたるところに仕組まれています。
特養などの施設を探して「特養」をクリックしても
結局、費用が嵩む施設等を紹介されます。
「なんだ、特養じゃないやん!」とわかるまでに
かなりの個人情報をしゃべってしまうことになります。
切羽詰まると、わらをもすがるんだ、
これも私の失敗。
考えてみれば、ウエイティングが何十人もいるという施設が費用をかけて業者を使わないよね。
でも、そこは彼らもプロです、巧みです。
気をつけましょう。
施設選びはまずケアマネさんか、所管の役所などに相談するのが良いかと思います。
はい、今日はこれまで。
ご質問などは、差し支えなければFacebookのコメント欄に入れていただくと、同じ疑問のあった方にも共有できるので有難いです。
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2025年問題を控えた今、
自分自身の健康管理を個人個人で地道に続けて
余裕をもって心豊かに人生を全うしましょう

Posted by やまさき あおい at 14:59│Comments(0)
│多重介護のリアル
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