2017年06月28日
たった一輪の花が生きた証(あかし)
28歳から31歳まで、フラワーデザイナー(当時はそんなハイカラな名前はなく、“いけ込み出張”と言っていた)をしながら3つの華道教室を主宰していました。
「たった一輪の花が生きた証」という言葉は私の華道教室の指針で、広告に必ず使っていたキャッチコピーでもありました。
華道の世界で生きている時、花は私の生きるための術(すべ)であり、心を表現するための“道具”だったようにも思います。
当時は今と違って、自分の想いを表現することはほとんどできなくて()、華は私の“どじこめた本音”の表現手段だったのです。
その数年後、「教室」という限られた空間から飛び出し、
世界中から集まる花の流通に興味をもちはじめ、フラワーショップに転職したのが32歳の時。
それまでは“気持ち”の表現のための花だったのに、お店に立つとちょっと違った形で、花々との付き合いが始まりました。
大きなイベントで花を飾る
経営者の想いがこもった店舗を花で彩る
人通りが絶えまない空間に花を活ける
いろんなシュチエーションにいろどりを添えてきたけれど、
今、もっとも息づかいが感じられる花を活けられるのは、
たった一人のクライエントを迎える時の一輪です。
クライエントの言語化できない思いやフェルトセンスを共有させてもらえたと思う瞬間は、私とクライエントの間に、二人以外の何かの力動(りきどう)が働いたと感じることがあります。
それが何なのかはわかりませんが、私は感謝と畏敬の気持ちが起こり、自然に頭が下がります。
花や華道を学び、経験したことは、私の人生のすべてに影響していると、四半世紀たってから感じるのです。
もの言わぬ存在であるからこそ、つきあう時に独特の緊張感があり、間もなく枯れていくその日までが愛おしく感じます。
2017年06月25日
導かれる
4年半前から住んでいる京都のお家は、高台にある4階建て。
その前の住まいは半地下だったので、一気に見晴らしがよくなり、展望が良いというのがこんなに清々しいものとは思ってもいませんでした。
エレベーターのない4階まで、えっちらほっちら歩くことも、知らないうちに毎日のトレーニングになっています。
集合住宅に住んで、その他に気づいたことは、階下にご住人がいると、冬でも部屋は暖かいということと、集合住宅の最上階は、夏の暑さは最上階で一手に引き受けている感じがするほど・・・ 暑いっていうことです。
ここが自分のマンションなら屋上緑化しますが。
あとは、蚊が部屋まで上がってこないので、夏の夜に蚊に起こされることもないし、ベランダでお洗濯干しなどをしていても刺がやってくることはありません。
蚊には弱い私は、この解放感は捨てがたいです。
朝日は早くに拝めるし、
虹も見つけやすい。
休日はお風呂からの景色を眺めながら半身浴でゆっくり・・・
夜に向かう一日と時間を共有します。
窮地に立った時、“ひょうたんから駒”のように導かれて住んだこの家、
集合住宅なのに畑もついているなんて、
やっぱり半農半エックスhttp://ishes.org/cases/2011/cas_id000025.htmlで生きていきなさいと改めて言われた気がしました。
あなたのこれまでの体験の中にも、「救われた~」と思ったことや、面白い“偶然”はきっとあったはず。
体の力を抜いて心地よく暮らしていると、その時の自分にとってベストなことが起きるんだと感じています。
2017年06月21日
雨が恋しかったのです
今年は梅雨に入ってから確か1日雨があっただけで、ずーっと晴がつづいていました。
夕べ遅くに久しぶりの雨音を聞き、ほっとして、いつもよりよく眠れた気がします。
畑に植え付けた夏野菜も、これでグッと成長してくれるでしょう。
稲、植えてまもないとき。
今はもう膝丈ほどになっています。
雨待ちだったのは・・・
煙の木や
干からびそうなアジサイと
曲がり角を3周ほども過ぎた私のお肌。
・・・・・
念のため、
少年ではありません。
あ、
おじさんでもありません。
2017年06月18日
カウンセラーにもいろいろありまして。
歓迎しない心の状態が続き、
眠れないとか、肩こりや耳鳴りなどの身体症状に出てきたときは、早めにケアをしています。
漢方や鍼灸マッサージ、アロマテラピー、座禅に瞑想、食事療法、断食などは馴染み深い代替療法ではありますが、今回はカウンセリングを受けることにしました。
職業柄、どこのカウンセリングを選ぶかは、情報量が一般の方より豊富なので、今の自分にはベストだと思うところを選択しました。
そして先日、予約したカウンセリングの日を迎えました。
結果、
50分のカウンセリングの時間の8割5分(ぶ)はカウンセラーが話していました。
後の1割は私の話、5分(ぶ)は沈黙。
そんな状況のカウンセリングなんてこれまで一度も受けたことがなかったので驚きました。
しかも、この都市部の一定度名前の通ったカウンセリングルームにおいてです。
しかも・・・
クライエントである私が、一言も話していない病気についての成り立ち方や、友人知人の話、あるスポーツ選手が体験した話などなどを次々と話されるのです。
それでも何らかの意味があると思い、カウンセラーの話を傾聴していましたが、 さすがに40分くらいのところでカウンセラーに尋ねました。
「先生が今話されているいろいろなことは、私にとってどのような効果があると思われるのでしょうか」って。
そうすると今度は、「こんどうまりえ」という私はあまり知らない有名人の話と、断捨離の話が始まりました・・・・・
いったい何だったのでしょう。
一番気分が重くなったのは、あれがカウンセリングだと、他のクライエントが判断されることです。
何かのはずみで、このような経験をした意味を今、考えているところです。
この木は5月頃、葉の一部が紅葉します
何という木なのかな?
今頃になると葉っぱは落葉するのか、いつのまにか木は緑色一色になります。
21日記
ホルトの木というそうです。
ありがとう。
2017年06月15日
心を使おう、マヒしないように。
「共謀罪」法が大慌てで成立しました。
審議を打ち切って、中間報告で成立をさせたという強行技に、自民内部からも疑問が出たと書いているから、よほど狂ったようなことが起きたのだと想像します。
先日、階下のお家の方と畑で、家庭菜園の話から今のご時世の話題になり、「なんとなく戦前みたいな空気やねぇ」と双方につぶやきました。
私が、「集団的自衛権のこととか、憲法を一部改正するとか立て続けにあって、今度のことも、
またかぁ・・・ ってなると段々とマヒしてきて、もう面倒で考えることもなくなりそうな気ぃするわ。」と言うと、階下のお兄さんが一言。
「それが政府のねらいやからね。」って。
はぁ!
ちゃんと考えてはるわ。
やっぱり幼い子どもがいるからか、今だけじゃなくて、これが将来に渡ってどんなリスクがあるのかってことも、ちゃんとみてる。
あんまり考えなくなった国民は、一強政治ができるような体制を自らがつくってしまったのです。
話し合いも十分もたずに、かつてない方法で命や尊厳に係わる大事なことが決められていっています。
どこかよその国みたい。
そんなことをしてでも、早く決めなければならない事情って何ですか?
おかしいんじゃない?
ちょっと聞くと耳障りが良い名前が多々あるけど、違うことやってませんか?
心を添えて、今起きていることを注視したいし、「何のためにそれをやるのか」ってところまで考えていきたいです。
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ホタルがこの花の中に入って光ります。
幻想的なコラボレーション。
2017年06月12日
定年後も働くために、今できること
超高齢社会に突入しています。
年金は段々と後ろ倒しになるは、減額されるは、人はどんどん長生きになるは・・・・・
少子化と子どもの育成にも、国はもっと真剣に対策しなければならないでしょうから、わたしたちシニアは、なるべく税金を使わないようにしていきたいものです。
是非、心身の健康を維持し、社会参加を続けていきましょう。
その社会参加が労働という形であれば、納税者になる可能性もあるし、
また、定年後も健康に働き続ける高齢者が増えていかなければ国の財政も早くに破綻してしまいます。
もちろん若者の仕事をとってしまわないように知恵を働かせて。
7月22日土曜日13時から
「定年後も働くために、今できること」というテーマでCCNKがセミナーを催します。
講師は現在72歳の白石健三さん、フットワークが軽く、笑顔がほんとに素敵な方です。
少人数制で気づきの深いセミナーを目指していますので、働き続けるために、あなたが今すでにやっておられることや、お知恵なども共有させてください。
シニアの就職支援に関わっておられる方もどうぞご参加くださいね。
19名さまにて締め切りです。
ご参加予約はこちら➡https://www.npo-ccnk.com/
または070-5671-8026白石さんまで。
~以下は会社を経営されている社長さんへのお知らせ~
65歳超えのやる気のある人々を雇ってください!
高齢者雇用に関する助成金
http://www.jeed.or.jp/elderly/subsidy/om5ru80000002trp-att/q2k4vk000000dq6j.pdf
手続きが面倒・・・などの場合は、社会貢献度の高い社労士さんに相談してください。
そんな訳で経営者の皆さま!
酸いも甘いもかみ分け、人間力に満ちたシニア層をどうか雇ってください。