2023年12月29日

今年一番の変化




今年の世の中の出来事は敢えてわきにおき、
個人的に今年一番の大きな変化は、何と言っても量子の世界感を生き方に選択し実践し始めたことです。

なんじゃそれは・・・ですよね。
ま、自分の日記なので読んでいる人が意味わからなくても書きます。

「一粒の雨の記憶」を書く10年くらい前から、
“あたなは私、私はあなた”というような感覚が鮮明になり始めたのだけど、この意識はどこからやってきて、しかもなぜ段々と色濃くなってくるんだろうと思い、
気持ちを文字では表しきれなくて、写真と絵を合わせて本にしたのが「一粒の雨の記憶」でした。


当時は、どこからくるのかわからなかった意識に過ぎなかったけれど、今年春に定年退職し、公務から解放されて何でもやって良い環境になったとき、ふと気になったのはやっぱりあの量子の世界でした。

47歳の時、琉球大学で量子力学に触れた時は教授が熱心な方で、授業終わりには毎回真っ白のA4用紙を渡され、質問や自分が考えたことを書き、その紙を提出することで出席扱いでした。
そして次の授業の初めに学生全員に質問の答えやコメントを書き加えた紙を戻すといった具合。
さて授業内容は想像通り難し過ぎて何をやったかあまり覚えていないものの、その当時に読んだアメリカの理論物理学者リサ・ランドール教授の本なども心が震えるような喜びがあったことだけは印象に残っていました。

でも、いくら物理的観点で科学者が宇宙だの異次元だのって解説されて、それを知ったところでなぁ・・・と数年は遠ざかっていましたが、あれから自分自身も人生経験を重ね、特にキャリアに関わる仕事をする中で、クライエントがこの道に導いてくれたような気もしていて。

日常の暮らしを営みながらこの1年で学んだことは、やっぱり若い時にふと感じた「あなたは私、私はあなた」で間違いないなということに始まり、
何かの出来事や現象は、先にそれらが起こるのではなく、ヒトの想念がまずあって、それが目の前の事柄になって発生するっていうこと。

うん、そう。

あー、もっとすっきりしたいから書く。


この現実空間は幻のようなもので、
その空間を自分たちの意識で色を付けてつくりあげていってるんだよ!

だからね、
現実は自分次第でなんとでもなるんじゃなーい!!
という気づきが深まったことと、
実際にこれまでにはなかった体験がいくつも起きたことが、
この道で大丈夫と思わせてくれました。

来年からはさらに、
この気づきを、このドタバタな日々の生活に活かしていくことをやっていくのです。





今年もお付き合いいただきありがとうございました




  
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Posted by やまさき あおい at 15:00Comments(0)「一粒の雨の記憶」

2023年12月21日

多重介護のリアルその4【老衰に対する医療の在り方】



自分の老後(もう入ってる?)のためにも記しておこう。
「死」についてのとらえ方に関わることです。

わたしが「食料と医療の自給」をはっきりと掲げて活動を始めたのは、2000年に“百姓屋敷わら”の留守番経営を始めた時です。

その数年前から様々な民間療法などの良いとこどりで自分や家族の健康を維持していたので、歯医者以外、病院とは無縁の生活が続いていました。
昔からの智慧や整体などで体調不良を乗り越えることが面白くさえあり、実践すればするほど人間のからだってうまくできてるなぁと感心し、自己治癒する命を尊く思ったものです。

そんな生活が当たり前なので、両親の健康に関する捉え方や医療との関わり、また施設等での対処の仕方には不可解なところが山盛りです。( ;∀;)

父が誤嚥性肺炎で熱を出しているというのに、いつも通りの量で食事を出され、もったいない精神の父は完食する。
そしてまた決まったように38~9度の発熱。
満腹中枢がもうあまり働いていないこともあって、過去には食べ過ぎであれこれの不調を起こし、一時期は救急搬送もありました。
そんな経験も話し、担当医にせめて三分の二の量で様子をみて欲しいと訴えても、管理栄養士が付いているとのことで、とろみを加えるだけでほぼ寝たきり状態になった今も提供される食事量はそのまま変わらず、「食べんとあかんよ」と関わる人たちに言われることもあってまた完食。
そして夜間にまた高熱が出て震えはじめて。。。
「食べれば良くなる」は95歳のこの老人の場合、当てはまりますか?


体が熱まで出して何かに抵抗しているときには食事を止めて、まずは悲鳴をあげているところを癒す、ということを何十年も当たり前にやってきて健康維持をしてきた我が家にとっては、父の症状とその周囲の対処の仕方に、ここ半月は深いもやもやの中にいます。

この30年間、親にも自然療法などの安心感や安上りな健康維持の方法を伝えてきたけれど、痛み止めの薬のようにすぐには効果がないから続けてもらえないまま、ここ20年ほど今のような薬漬けの年月を過ごしています。

医師はもちろん施設の職員さんやケアマネージャーさんなど「プロ」に相談しても、そもそもの命や死へのとらえ方が違うから平行線、
「担当医のおっしゃることなので。」とたしなめられはしても。



私が沖縄在住時にホスピスボランティアをしていた期間、
積極的な治療はせず、死にゆく人の心身の癒しを最大限提供して、その命を次の世界に送り出すといった場を経験してきたけれど、あのような特別な施設で終末を迎えなくても、死に向かって枯れていく様子にもっと自然に向き合えないものかと思うのです。


父も母も
私に対する最期の子育てとして課題を提供してくれているのだと思って取り組む日々です。














  
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Posted by やまさき あおい at 11:58Comments(0)多重介護のリアル

2023年12月17日

多重介護のリアルその3【長引く介護生活】





親二人揃って要介護になり、そろそろ13~4年になりましょうか・・・
それまでの遠距離介護では行き詰り、4年半前から自由度の高いサービス付き高齢者住宅にて家族の介護はもちろん、往診+訪問看護+訪問介護+訪問リハビリなどを受けながらの
生活です。

6月まで入居していたサービス付き高齢者住宅では、介護度が上がったように見える父が住みにくい状況になり、介護が整ったサ高住に引っ越すと、それまでゆっくり歩いて食堂に行っていたのが車イスでの移動になりました。
理由は、ゆっくり歩行にヘルパーさんが付き添う時間がない、転倒予防などから。

それから1か月後、介護認定調査を行ったところ、
それまでの要介護2から一気に要介護5に認定され、介護保険点数いっぱいまで至れり尽くせりの状態で、あれよあれよというまにほぼ寝たきり状態になってしまいました。

まぁ、現況の介護施設などの人手不足などを考えれば一定程度は仕方のないことで、まだ父が希望である母と同室で暮らせる場所があることが有難いのです。
母の気持ちはともかく、父の方は母と離れたくないから2人部屋であることが外せない条件である上に、近頃は誤嚥性肺炎でしょっちゅう38度前後の熱を出すので、母としてはすぐ医師がきてくれないと嫌というから、住める環境がごく限られるのです。

母の希望、父の状況などなどをすり合わせつつ、
なるべく双方に満足して欲しいと願い
希望を叶えるためにあっちへ走り、こっちへ同行、
お金の工面に関係者とのやりとり・・・
おまけに自分自身の老後のためと、自分を見失わないために仕事も継続し・・・
毎日毎日が精一杯。

ほんとうに精一杯。
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そうは見えないやろうけど。







多重介護のリアルその1【老々介護+多重介護】http://self.ikora.tv/e1546978.html

多重介護のリアルその2【施設選び】http://self.ikora.tv/e1546983.html









  
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Posted by やまさき あおい at 22:26Comments(0)多重介護のリアル

2023年12月08日

少子化対策?選挙対策?



昔は環境保護や平和活動みたいなことをやっていたけれど
いつの頃からか“反対運動”をやるよりもっと大事なことは、
自分の足元をみつめ、
置かれたところで機嫌よく過ごすことこそすべての基本、
という気づきがあってからというもの、
ほぼ政治や戦争や環境破壊などのことはあまり語ってこなかった。


でも、昨日の新聞を読んでいて我慢できず
今日は日記に書いておこうと思った。


1面に書かれていた見出し
「多子世帯 大学無償化へ」。

概要は「異次元の少子化対策」の方針として、2025年度から3人以上の子どもがいる世帯は所得制限を設けず、子の大学授業料や入学費等を無償化することを決めたとある。
この目的は「子どもをもうけやすくするため」らしい。

でも、ちょっと待って。
今の社会において、男女が結婚をし子をもうけるときに、
そこから17~8年後、子の大学入学にかかる費用が無料だからという理由で出生率にどれだけ大きな貢献をするでしょう。
3兆円にさらに5千億を積み上げて投資するだけの見返りがあるとでも?

昨今の大きな社会課題の一つとして、介護や運輸、建築など、どこもここも現場で働く人々が不足していることはよく知られた事実。
もちろん本人に大学に行く明確な目的があれば願ったり叶ったりだし、教育の重要性は十分理解できます。
でも、大学に行く費用が無料となると、労働資源となり得る人材までもが、「とりあえず大学行っとこ」という選択をする高校生が増えることは予想されませんか?
そして多くの“高等教育”を受けた若者が世の中に排出された時、彼らが働きたいような仕事を社会に創り出せますか?
就職支援やキャリア形成に携わっている立場からも切実に思います。

まったくもう・・・
ほんまに“異次元”の少子化対策やわ。

岸田首相は5月に、高等教育の支援拡充に触れていたけど、その中身がこれだったんだ。
「私の指示で実施することにした」と表明したと、新聞記事にはあった。
同じ昨日の新聞の社会面。
ここにも子どもへの給付金を、早ければ来年2月にさらに5万円追加(条件あり)の記事が。


そうか・・・
子どもを対象にお金を播けば、その対象の子自身と、その親、そして祖父母など選挙権をもった関係者が多くなる。。。

少子高齢化対策として、どこかにしわ寄せが予想されるような策を提示していないか、もっと想像力をもって欲しい。
少子化対策にお金を使うのは良いけれど、政治家は人間の行動心理ももっと考えなきゃ。
  それとも ・・・ 
行動心理を考えているからこその子供世代へのバラマキか。












  
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Posted by やまさき あおい at 15:24Comments(0)ヨノナカヲ思フ