2008年01月22日

心理カウンセラーの用い方 その2

さて、
カウンセリングを受けるにあたって、クライエント(相談する人)も、お知りおきいただきたいことが
あります。 それは、


カウンセリングと人生相談は違うもの

ということです。


役所などの公的機関が行っているような、心の健康に関するようなお悩み相談も、
心理の専門家であるとは限らず、「アドバイスや指導」が主な内容になっていることが多そうです。

もちろん、このような人生相談も有効な場合もありますから否定するものではありませんが、
心理を始めとする行動科学に基づくカウンセリングとは異なるものであるということです。



解りやすく表現すると、
アドバイスは、こちらが主体となり相談者に伝える ということをやり、

カウンセリングは、
クライエントが中心にあり、相手の思いを聴く、受け取るという大きな違いがあります。
しかも『傾聴』のことをアクティブリスニングと言うように、
アクティブに聴くという作業のなかには、
クライエントのなかにある“言葉にならない想い”までもを受け取ることが必要になります。



そうです。
カウンセラーは「聴く」プロフェッショナルなのです。

そのために、徹底的に傾聴のトレーニングを行い、
それが身についてしまうと、“ここからがカウンセラーで、ここからはOFF”というようなことは難しく、日常的に自己研鑽をしているような感覚がうまれます。



余談ではありますが、このことからも解るように、
カウンセラーは、他人の人生に深く係わる必要がありながらも、
地味で、かつ結構キビシイ修行のような仕事かもしれません。




なんとなく、カウンセラーやカウンセリングってもののイメージがつかめました?

でも、
カウンセリングに今まで縁がなかった方は健康だったからこそで、
それとは知らずとも、ちゃんと自分でストレスマネージメントもできているんでしょうね。
山や畑などの自然に囲まれている人々は、都会で暮らす人より心身共に健康な人が多そうです。

これからもカウンセラー要らずでいるためには、
テレビなどのからの安易な健康情報や、経済が優先される社会に振り回されず、
自分は自分としての考えをもち、毎日朝がくればそれで良し、のようなおおらかさで過ごしていければいいんでしょうね。ik_70


次回は、
カウンセリングを受ける時に知っておくと効果的なことを、具体例と共に。







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