2021年04月18日
発酵の不思議
こちらは昨年末に収穫し、長期貯蔵したポンカン。
いや、違う。
正直言うと
実家のポンカン畑で収穫して、京都の家のベランダの片隅で
すっかり忘れられていたポンカンです。
収穫した時点で、すでにす上がりしたような実の状態だったので、
手がすけば酵素にでもしようと思い、そのまま忘れていた。
今日、毎朝ヨーグルトにかける果物酵素が切れたので、
ようやくポンカンの存在に気づき、酵素づくりを始めるつもりで包丁を入れると、ポンカンがなんだかとってもみずみずしい。
口に入れると、これまた蜂蜜漬けのようなコクと独特の香りがとてもイケル!
なんだこりゃあ~
思うに、
「みかん」という小宇宙のなかで、発酵が起きていたんじゃないかな。
鼻に抜ける香りが酵素の匂いにも似ています。
これだとそのままヨーグルトに入れても甘みは十分です。
そういえば、
昔、好んで飲んでいた貴腐ワインも、
ワインの世話をする男たちが出稼ぎに行っている間に偶然、
貴腐菌が付着し、
あのトロトロの
あの悶絶しそうな良い香りのワインが生まれたというから。
発酵はもちろん甘いものだけではありません。
こちらは、みなべ町中本農園の『梅の蜜』
梅干しを作る段階でできるのだそうですが、まるでジュレ。
この蜜はドレッシングやお料理に使うとコクが出るほかに、
夏場の炊飯などに少量入れると美味しくて傷みが遅いのです。
魔法の梅の蜜です。
みなべの里からの春の恵みも今年は早かった。
有り難く、ありがたく
今日の命になりました。
Posted by やまさき あおい at 11:35│Comments(0)
│日々の食と食事療法
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