2024年01月22日
木曜島の真珠採り
さて、
ゆうパックで届けられた先祖代々の遺骨。
何人分かわからないけど重さにしたら1㎏もない。
宗教家でインド独立の象徴であるガンディーさんは
「からだは魂のいれもの、だから大切にしなさい」とおっしゃった。
そのからだを支えていた何人分かの遺骨が、墓じまいによって私のところにやってきた。
先祖の中で私が記憶にあるのは祖父と祖母。
中でもおじいちゃんがしていたことで思い出すのは
遠方から田舎の村にやってきて、ものを売って回っていた人々から必ず何かを買っていたこと。
「クジラの身、こうてんかー」とやってこられると家族は
「あれは前もイルカの身を買わされてまずかった」と言っても 買う。
トラックで青森のりんご売りですと来られると、家族は
「青森から紀州まで車で走って来れるなら金持ちや。」
とか言っても、バケツに何杯も 買う。
言ったことが本当でも、ウソでも 買う。
それでおばあちゃんからも「なんでこんなに買う?」と聞かれると、あの人たちはこれで食べてる、とだけポツリ。
おじいちゃん↓
http://self.ikora.tv/e1480264.html
これは多分オーストラリアで真珠採りをしていた時に、
所属していた船会社が出した身分証明書。
1933年と印字がある。 指紋なんだな、この頃は。
35歳で、妻であるおばあちゃんと子を置いて、
命がけで船でかの地へ渡り、潜っていたんだね、
生きるために。

この機会に祖先と会話ができそうな気がしてる。
Posted by やまさき あおい at 16:51│Comments(0)
│人生の午後&メメントモリ
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