2018年04月15日
巡ってきたものは使い切った後にも循環させる
一時期、秋になると「一物全体を食す」というテーマで自宅に集まり、サツマイモを掘りあげ、芋も茎も葉っぱも料理して、みんなで食べるという会をしていました。
それまでの仕事は、医院開業コンサルタントでしたので、マクロビオテックや自然療法などの正反対の生活がとても刺激的で、楽しくて仕方ないときでした。
30歳の半ばから50歳くらいまで穀物菜食をベースにしていましたが、沖縄に住むようになってから食生活が亜熱帯仕様に段々と変化し、今では雑食化?していますが、それでもマクロビオティックの基本的哲学は生きていく上でのベースにもなっています。
「一物全体」という発想は多分、石塚左玄という明治時代の医師が食養のために使い始めたのだと思うけど、この飽食過ぎる時代にも大事な考え方だと思います。
冬の間は寒風に当てながらリンゴの皮を干します。
このままむしゃむしゃ食べると甘みがジュワーっと口に広がり、咀嚼をするので育ち盛りの子どもにもおすすめです。
水につけて2日ほど置くと、みりんがわりにもなります。
柑橘も皮はそのまま捨てません。
お風呂に入れて香りを楽しんだり、
こーやって・・・
油落としに使います。
かぶらはもちろん、人参も大根も根っこから葉っぱまで有効利用し、その後は堆肥になり、また次の野菜の栄養になるとうのが、我が家にやってきてくれた食材たちのサイクルです。
魚は骨までとはいきませんが、
夫が食した後の魚は、いつもネコマタギの仕上がりです。


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