2010年06月29日
森と里山と人間と
最近の里山事情は、10年前くらいから徐々に様子が変わってきていて、田園風景に見るのどかさの裏では、獣と百姓たちの戦いもあるのです。
イノシシが入らないように、柵を作ったり、電線を張り巡らしたり・・・・
アライグマやタネキも、田畑を荒らし野菜類を食べたりもします。
でも対策が一番難しいのは、この頃集団でやってくるサルたちです。
一晩であちこちの畑の作物を食べ、枝を折ったり、根こそぎ引き抜いたりするので、出荷用にアテにしていたものや、年寄りが楽しみに作った野菜らも無残な姿になりました。
サルが人里にやってき始めたのは、私たちの村では2~3年前くらいからで、その被害は段々とエスカレートしています。
どうする?!
このままでは米や野菜を作るのが困難になります。
奥山が手入れされず、また植樹された杉や檜の山では彼らの食べ物はなくなるし、食物連鎖が崩れて、ある特定の獣の数が増えすぎているのかもしれない。
サルやイノシシにも事情があるんだよね。
熊野出会いの里あたりでは、田畑に大きな動物園のような檻を作り、その中で人間が農作業をする光景がありました。
タイヘンだ・・・ どこも。
みかん畑の中にこんにゃく芋を植えています。
3年以上畑のなかで育ち、やっと売り物になります。
この芋はアクがあるからか食べられずに無事でした。
まだサルがきていない家の多品種少量畑。
このくらいの広さがあれば家族分の野菜は買わずにすみますね。
コンポストも置かれて、自給用野菜なら、生ゴミ堆肥で十分間に合います。
あ~ それにしても鳥獣被害・・・です。
Posted by やまさき あおい at 21:42│Comments(0)
│百姓日記
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