2017年09月26日
思考が停止したほどの感動
月の内15日間勤務している、キャリア形成を目指す職業訓練校で、卒倒しそうなほど感動したことがありました。
いつも機嫌よく、常に口元がほころんでいる50代後半の男性で、名前も知らない訓練生がいました。
ある日ローカですれ違ったとき、この訓練生に声をかけました。
「あなたはいつも上機嫌ですね、見てるだけでこちらもニコニコしてくるわ。」
そうするとこの訓練生さんは、
中学生の時の先生に、君は何がうれしいんか知らんけど、人生バラ色って顔してるなぁ!と言われ、
「あ、そうか僕の人生はバラ色なんや。」と思って以来、ずーっと自分の人生はバラ色なんやと思てますねん、と言うではないか!
「えーー!?そのお年まで生きてると、いろいろ波風もあったでしょうけど?」と私。
「波風あっても、バラ色はバラ色。僕の人生はバラ色って信じてるから。」と言いながら教室へ消えていきました。
ほんの2分ほどの出来事でしたが、私は自分の席に戻るまでショック状態でした。
「僕の人生はバラ色なんや。」
なんと素晴らしい思い込みが45年近くも続いているんだろう。
自分の環境をのろったり、不平不満文句を言いながら日常を送るのも人生。
根拠も論理性もないけど、「だってバラ色なんだも~ん」と信じ込んで生きるのも人生。
そうなんだ!
そうなんですよね。
還暦を前にしてなお、
中学時代に感じたことをそのまま実践し続けているこの人に、
深く
魂をゆさぶられた日でした。
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