2016年06月22日
Sunny Brainでいこ~!
「科学は人格を変えられるか?」という本が興味深いです。
著者は、オックスフォード大学の教授、エレーヌ・フォックス。
英語のタイトルは「Rainy Brain, Sunny Brain.」 といいます。
楽観主義と悲観主義の新しい科学のことが書かれていますが、私たちの日常、もっと言えば人生を通して役に立つ情報だと思うので、あおいの解釈も交えながら紹介します。
サニーブレイン(楽観脳)とレイニーブレイン(悲観脳)という概念がこの本では展開されます。
「人生の明るい面に目がいくか、暗い面に目がいくか」という差が、脳の活動パターン自体に関連していることがわかってきたらしいのです。
出来事をどう解釈し、どう行動するかによって、その人がどんな人生を送るかは大きく変わります。
レイニーブレインの人の究極は「世界は失望と危険に満ちている」であり、サニーブレインの人は「世界は善と成功があふれている」となるのでしょう。
身近にたとえれば、日常で起きる出来事や目にする事柄のなかで、自然とネガティブな事象や腹の立つことに目が向き、それをまた周囲の誰かに言う・・・
これを続けていると人はいとも簡単にコウルサイ人物になり、近寄りたくなくなり、あてにされない人になっていきます。
そればかりか、ネガティブなことを口にすればするほど、悲観脳は強化されていきますので、その人の五感はネガティブさに敏感になり、感情が高まり、ついつい周囲に言ってしまわないと気がすまないようなことになりがちです。
この悲観脳のことをレイニーブレインと呼びます。
一方、楽観脳のことをサニーブレインと呼びますが、楽観とはいつも上機嫌であるというだけではなく、たとえば困難に直面しても乗り越えられる能力があると信じ、自分自身が人生をコントロールしていこうと行動する人のことをこう呼びたいと思います。
この楽観脳も同じく、使えば使うほど脳内でも物理的に活性化されていき、やり続けた人の特徴は、明るく温和で、課題に直面してもユーモアをもって軽々と乗り越えていくという印象です。
ほんでもって、
ここからが大事なとこどすえ。
ありがたいことに、サニーブレイン(楽観脳)とレイニーブレイン(悲観脳)の根底にある回路は、脳の中でも一番可塑(かそ)性が高い、変化しやすいい部分なのです。
自分はどの部分の脳を使ってものを捉えるのか、考えるのか、
それは人生の時間を重ねれば重ねるほど結果は顕著にでてきます。
私は今、この考えにふれて、とても得をした気分です。
もうすでに人生の終盤に入っている世代ではありますが、今ここから、サニーブレインを使って生きていこうー!
そして半年後に自分自身を客観的にチェックしてみます。
あなたもやってみる?