2024年03月25日

多重介護のリアルその6 ~お金編~





今回、一番に皆さんにお知らせしたいことは、
何かの要件が変われば、施設利用料や介護保険料、医療費などが一気に跳ね上がるということです。
我が家は二人分の費用がかかるのでそれなりに勉強をしていたつもりでしたが、やることが多すぎて抜け落ちていた部分でもあり、誰も教えてはくれなかったことです。

今後、自分もしくは家族が介護保険を利用されたり、施設等に入居される可能性がある場合は読み進めてください。
我が家の場合は父95歳要介護5、母90歳要介護2、一人っ子のワタシ66歳という環境です。


昨年9月頃から、毎月引き落とされるサ高住(サービス付き介護住宅)での支払い+医療費等々が二人で50万になる月が出始めました。
月単位です念のため。
親はずっと農家だったので国民年金ですから二人で12万/月程度の収入です。
なので補填額は38万/月、
卒倒しそうです・・・まったく。
今はそのための対策を進めているため少し心も落ち着きましたが、二人の世話や関係する方々との面談などが次々にあり、
そーとーたいへんでした。


なぜもっと安い施設に入居しなかったの?
入居当時は二人とも要介護2だったため、安価な特養などの入所条件を満たさなかったことと
二人は同室に住むことを希望したため、
4年半前からサ高住に入居しています。


サ高住とやらはそんなにお金がかかるものなの?

サ高住も有料老人ホームも料金滞はその施設によってかなり違いますが、一時金として入居時に数千万支払うところは別にして、だいたい一人15万~20万くらいが相場かなと思います。


じゃあなんで月に50万もかかるようになったの?
1、二人なので、ほぼ倍額かかります。
2、サ高住暮らしが長くなったためお金の工面に、2年前に父名義の田畑を売却したのです。
 これがそもそもの失敗。
 その1年後から医療費が1割から3割にアップ、介護保険料や後期高齢者医療保険料が合わせて80万/年かかるようになったことに加え、介護保険負担限度額も使えなくなり補助も受けられなくなりました。
 他にも介護保険を使ってサービスを受ける時も料金はアップします。
 保健施設に入居の場合は利用料自体が6~8万/月!! の差が出ます。
 母も同様なので二人ともすべてアップします。
 これらは合計すると相当な負担額増大で、売却で得た収入に見合うものなのか?と思います。
 我が家の場合は生前贈与をしてから私の名義で売却すれば、この状況は防げた
  ※相続時精算課税を使うなどして工夫必要
★要介護になってから収入を得ることのデメリットはよーく調べましょう!
3、二か所目のサ高住に引っ越して間もなく、父の介護度が2から5に一気に上がり、介護に関する費用が急に上がったこと



通帳を握りしめて卒倒しそうになりながら、この状況への対策を考えました。
もうこうなれば「二人一緒の部屋」という希望は却下。
父は要介護5なので特養に申し込む
   →どこも100名前後の待ち人あり
母のケアハウスも満室。
ケアマネさんや士業の方々にも相談しつつ走り回り、このたび老健(老人保健施設)へお世話になることができました。


老健は3ヵ月という期限付きなので、またその後を考えなければいけないのだけど、
今日は雨だし、ブログ日記をつけてちょっと自分を励ましたい。
皆さんも、後で「そうだったのか!?」とならないようにね。
何しろ、長いから・・・・・ この時代の介護生活は。


何度も繰り返すけど
私たちができることは健康寿命を延ばすことだね!




多重介護のリアル 過去記事↓

https://www.youtube.com/watch?v=5ibjuYT5sRc







  
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Posted by やまさき あおい at 11:00Comments(0)多重介護のリアル