2011年07月10日
人のふり見て・・・
どないやの？
近頃の日本の国で起きているいろいろなコトガラ・・・
なんかね～、この状況をみていると、せめて自分の生き方はシャンとしようと思うわけですが。
松本元復興相の言動、
九州電力のやらせメール、
政治家や経済界に起きているもろもろのかけひきや、
結局はお金と権力優先のために選択されてきた過去の様々な決まり事など。
呆れてしまうことばかりだけれど、ここでひとつよ～く考える必要もあるかなと思っているの。
たとえば今の菅首相。
もう目も当てられないというような感じで見ている人も多いと思います。
私は彼を支持している訳では全くないのだけれど、菅さんのヤルことはすべてダメというようなマスコミのジャッジの仕方は根拠がなさすぎない？
心理学でいう『過度の一般化』、もっと言えば認知の歪みに入ると思うよ。
人って意識のないままにこのようなことをやってしまいがちだけど、菅さん、少々気の毒ではあります。
たとえばこの頃になって提案した原発のストレステスト(耐性検査)のことだって、慎重に慎重を重ねる必要があるからこそ、「ちょっと待った」ということになったんやろ？
これまでは原発に対して、このような慎重さがなかったからあんな事故にもなったんやから。
『学んだからこそ同じ過ちを繰り返さないために、これまでのやり方を変える』のは当たり前のことちゃうのん？
それなのに地元、玄海町長も「今になって言うことか、私をこばかにしている」なんていう発言は、自分のプライドを傷つけられたと怒っているように聞こえてしまって、この町長はどちらに意識が向いているのかと思ってしまうのです。
結局は九電のやらせメールで玄海原発再開容認を撤回したものの、この九電の件がなかったらどうなっていたやら・・・
作家の池澤夏樹さん、原発に関してはニュートラルな立場でよく調べているし、言ってることが明快で好印象。
最近の政治の動きに対しても、政争でなく政策を、と訴えています。
以下は朝日新聞2011.7.5の記事より。
◆ぎりぎりまで居座ればいい◆
菅直人の政府が迷走しているとメディアが伝える。彼の性格に対する攻撃もずいぶん激しい。会ったことはないが、ひょっとしたら友人にしたくないような人なのかもしれない。
明らかなのは、彼には圧倒的な支持がないということだ。最盛期の小泉政権のような安定は望むべくもない。さまざまな力が彼を首相の座から降ろそうとしている。ポスト小泉の小型の首相たちはみな政権を投げ出したというので批判された。今、菅首相は政権にしがみついていると批判されている。
(略)
正直に言うとぼくはこの種のゲームに関心がない。勝敗の行方を追うのはおもしろいとしても、国家は個人の資質によって左右されるにはあまりに大きい。王政は暗愚な王が出た時が悲惨だから消えたのではなかったか。
首相の性格はどうでもいい。政策だけで政治を見よう。
今、菅首相は「再生可能エネルギー特別措置法案」を通そうとしている。
この問題への彼の姿勢は一貫している。初当選した翌々年の1982年に、衆院科学技術委員会で再生可能エネルギーの普及を訴えた。
今回も５月６日には浜岡原発の停止を中部電力に申し入れ、10日には政府のエネルギー計画を白紙とした。送電事業を電力会社から独立させる「発送電分離」に言及し、26日のG8サミットでは一千万戸の家にソーラー・パネルを置くという構想を発表した。
ぼくはどれにも賛成する。
その上で、あまり勘ぐりたくないと思いながら、この「政局の混乱」というのは要するに、電力政策の転換への抵抗が理由なのではないかと考える。主体は産業界、経済産業省、自民党、ならびに民主党の一部であるのだろう。
(略)
今、菅首相には罵詈雑言に耐えて電力政策の転換の基礎を作ってほしい。策謀が必要ならそれも使い、とんでもない人事を実行し、ぎりぎりまで居座り、改革を一歩進めてほしい。
なぜならば、福島の惨状を見れば明らかなとおり、原発に未来はないからだ。ドイツとスイスとイタリアに次いで、原子力からの賢明な撤退を選ぼう。
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今回の“事件”じゃないけど、私だって、
追い詰められた時に絶対にウソを言わないか？
過去に一度も上から目線でモノを言っていないか？なんて言われたら自信ないよ。
今回のことも、なにも政治の世界や限られた世界だけの出来事じゃないと思う。
私たちの日常にもよくある出来事で、
その個人個人のあり様が、政治家を通して、また電力会社の幹部たちを通して現れてきているだけなんだ。
責めたり、グチったりしている場合じゃなく、「自分はこんな生き方はしない」と自分自身に返そうと思います。
何事も、『自分が源(みなもと)』なんだよね。
蓮の花も放射線が心配？
Posted by やまさき あおい at 19:36│Comments(0)
│人心緑化
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