2017年06月28日

たった一輪の花が生きた証(あかし)







28歳から31歳まで、フラワーデザイナー(当時はそんなハイカラな名前はなく、“いけ込み出張”と言っていた)をしながら3つの華道教室を主宰していました。

「たった一輪の花が生きた証」という言葉は私の華道教室の指針で、広告に必ず使っていたキャッチコピーでもありました。

華道の世界で生きている時、花は私の生きるための術(すべ)であり、心を表現するための“道具”だったようにも思います。

当時は今と違って、自分の想いを表現することはほとんどできなくて(face08)、華は私の“どじこめた本音”の表現手段だったのです。

その数年後、「教室」という限られた空間から飛び出し、
世界中から集まる花の流通に興味をもちはじめ、フラワーショップに転職したのが32歳の時。

それまでは“気持ち”の表現のための花だったのに、お店に立つとちょっと違った形で、花々との付き合いが始まりました。


大きなイベントで花を飾る
経営者の想いがこもった店舗を花で彩る
人通りが絶えまない空間に花を活ける

いろんなシュチエーションにいろどりを添えてきたけれど、
今、もっとも息づかいが感じられる花を活けられるのは、
たった一人のクライエントを迎える時の一輪です。

クライエントの言語化できない思いやフェルトセンスを共有させてもらえたと思う瞬間は、私とクライエントの間に、二人以外の何かの力動(りきどう)が働いたと感じることがあります。
それが何なのかはわかりませんが、私は感謝と畏敬の気持ちが起こり、自然に頭が下がります。



花や華道を学び、経験したことは、私の人生のすべてに影響していると、四半世紀たってから感じるのです。

もの言わぬ存在であるからこそ、つきあう時に独特の緊張感があり、間もなく枯れていくその日までが愛おしく感じます。
















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この記事へのコメント
あ、もしもし、ピースです さま

な・・・ 長いお名前ですね。(^-^;

「散々失敗した」分?、しあわせ度は熟成され、
今のしあわせをつくづく噛みしめることってありますよね。。。

ワインやチーズ、
鮒ずしにヘシコ・・・みたいなもんかな。


              ごめん、酒のアテしか知らなくて。
Posted by やまさき あおいやまさき あおい at 2017年06月29日 23:07
そうだったんですね、ポリテク時代に花壇を観て癒された1人です。花の知識はありませんが、あの時は就活に疲れていたので少しでも緊張感が獲れてよかったです。一輪の花に込めた想い、それを聞いただけで強く生きて行く想いが伝わってきます。私も散々失敗はしましたけど、それが全て無駄とは思わなかったですし、今の自分がいるのも皆んなのお陰だと感謝してます。(//∇//)今はしあわせです。
Posted by あ、もしもし、ピースです。 at 2017年06月29日 20:17
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