2018年11月01日
一般市民の気持ち
職場でのお昼休みは13時から。
皆のお昼休みが終わった後の食堂で、残り物のお味噌汁をいただきながら、パートの業者さん、はなちゃんと過ごすのが楽しみ。
はなちゃんとは、ほぼ同年代で、共に子どもがいないことも最近知った。
食堂はNHKのテレビがつけられていて、先日は国会中継だった。
広い食堂で二人でお弁当を食べながら黙って国会中継を聞いていた。
するとはなちゃん。
「今って、就職しやすいんでしょ?
ボーナスも大手は上がったとかニュースでやってるやん?
景気回復傾向とかとか言う人もいるけど、
・・・ なんかなぁ・・・」
あおい「なんか?」
はな「なんか幸せ感っていうの?
そんなんが薄ないですか?
お金のこともあるけど、なんか他のことでも。
気持ち的に。」
と、いつになくシリアスなことを言う。
あおい「そういえば、20年くらい前までは、
日本人の大方の人が中流意識もってる感じあったよねぇ。
格差なんていう言葉もないほど、みんな似たようなもんで。
今よりはいくらも平和やったんちゃう?」
はな「なんでかなぁ。今。
欲しいものも買えるし、ネットで便利になったのに。」
あおい「そりゃやっぱり、不安材料が多すぎるからちゃうの?
憲法変えてナニするつもり?とか、身近なことでは
少子高齢化とか、消費税アップとか。」
はな「将来のこと考えたくないもんなぁ。
でも、ウチも85歳くらいまでは生きるかもしれんから
ちゃんと勘定してるし、
死んだあとお金余ったら、
犬猫の愛護センターとかに寄付したいわ。」
と、犬好きのはなちゃんはちゃんと考えていた。
あおい「そうよねー、私らは子どもいないから、もしお金余ったら、
国に入るより、自分が大事に思うことに遺したいよな。
ウチは、夫も私も、お金残ったらこうしてっていうの、
遺言書いてるよ。」
という話から、どこに寄付したいか、
それはなぜか、という話で盛り上がったあと・・・
はな「でも、今、妙に長生きさせられるし、100歳くらいまで生きたら、
なんやお金足りんやん!って話になるなぁ!」
あおい「ほんまや、寄付どころやあれしまへんえ!」
「ハハハ!(≧◇≦) ヾ(≧▽≦)ノ」
オバサンたちの大笑いが食堂に響いたあと、またはなちゃんが、
「こないだ、10月から最低賃金上がったこと教えてもらったでしょ?
ウチらの時給、あれより低かったから、どうすんのかと思ったら、
最低賃金ピッタリに上がったわ!」
そうなんです。
最低賃金で働きつつも、自分の人生をきれいに終い、
その後も、世の中に少しでも役に立てるものを遺そうとする明るい生き方。
はなちゃんみたいな一般市民が周囲にいっぱいいるから、
わたしも大いに元気づけられて暮らせているの。
国会中継に“出演”していた先生方、
一生懸命に生きている多くの一般市民の想い、
わかってますか?
夫とふたり、仲良しおべんとさん
ハロウィーンおべんとさん