2018年03月30日

年金手続きに思うこと



気がつけば60歳のお誕生日が過ぎ、




なんと!年金をいただけるのだそうで。
『特別支給の老齢厚生年金』 は後ろ倒しができないそうですよ。
あれ?みんなは知ってたんだ。ik_75
知らなかったのは私だけ・・・
私はてっきり65歳からの受取にできると思い呑気にしていましたが、女性は(と説明された)、『特別支給の老齢厚生年金』 部分は60歳から受給するものだそうです。
僅かですけれど、親の介護旅費の片道分くらいにはなるかな。



昭和36年4月から始まったという国民年金。
私が二十歳になった時、住民票地域外に出ていたこともあり、本人に知らされないまま親がこれをかけ始めてくれました。
その頃の国民年金の趣旨は、「あなたの老後の支えに」だったと思います。
でもこの頃の公的年金のキャッチコピーは「世代間の支え合い」となっています。
つまり現役世代が払った保険料は、その時点の高齢者への年金給付に充てられ、現役世代が年を取れば、今度はその下の世代が払う保険料から年金を受け取るというもの。

「世代間の支え合い」なんていう、一見、良いことをしている印象の呼び方は、
沖縄の在日米軍基地のために使われている「思いやり予算」そっくりだな。

年金の配分に関しても、
数十年前から懸念材料としてすでにあった、少子高齢化への対策が後手後手になったから、
キャッチコピーを変えてごまかしちゃったか?!


ところで年金事務所から送られてきたお知らせにも、同じ公務系職員として、ちょいと恥ずかしい思いが残りました。

「60歳になると『特別支給の老齢厚生年金』を受け取る権利が発生します。」とか、
「60歳から、年金請求書の受付が可能です。」とか書いてあります。

まぁ、その通りではありますが、
「かけた年金、欲しい人は申請できます」とおっしゃってます??
年金は65歳から貰うと思っていた人が、65歳になって初めて申請をしても、この『特別支給の老齢厚生年金』は5年を過ぎると時効で受け取れないとも書いてあります。

10年近く前の宙に浮いた年金問題以降も、未支給の年金が増えている云々のニュースがあるけれど、
経済的余裕のある人の中には、年金を辞退している奇特な方もいらっしゃるかもしれませんが、どうも他の課題があるようにも思えます。


自分のことに振り返って考えると、
新年度を前に、
気持ちよく働き成果を出すこと+ α を提供できるようになるには、やっぱり自己洞察と研鑽を重ねることかなと思う。
職業人生の終盤になっても、こんなことを思っている私は、
今までいったいどこが成長できたのかと哀しくもありますが。







今年は北国の春のように、
アカシアもコブシも桜もツツジも


みんな一緒に咲き始め・・・



もっとゆっくり
咲いてくれませんか ね。





年休をとっておき、
山里をひとりで歩いて
山桜を見つけることが
この時期の、ささやかで最大のたのしみです。







  
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Posted by やまさき あおい at 15:23Comments(0)ヨノナカヲ思フ