2017年08月13日
大きな過ちは
あなたは近頃の北朝鮮とアメリカのやりとりをどんなふうに感じていますか?
私のニュースソースは産経新聞を除く大手4社と、時々見るNHKニュースですが、
ここ数週間は特に、
黙って見過ごせない状況にある気がしています。
北朝鮮はアメリカに向かって「米国国民が我々の戦略兵器の威力を最も近くで体験する」と発言し、
トランプ大統領はそれを受けて、
「北朝鮮は世界がこれまで見たことのない炎と怒りを受けることになる」と応酬する始末。
そして日本はどうか。
この唯一の被爆国である日本が今、核兵器禁止条約には否定的立場をとっており、先月、国連での採択にも参加しなかったのです。
その後の動きを見ていても、核保有国と足並みをそろえ、核廃絶にサインをしない見通しという。
「核戦争は二度とあってはならない」と言うなら、核保有国と並んでいて良い訳がないです。
この矛盾の説明は、子どもたちにわかるようにできますか?
その説明を理解しなさいと教育したとき、
その子どもは将来、大事な選択をする時に、どんな結論を出すと思いますか?
核の傘下に依存しない政策をたて、ゆっくりで良いから核廃絶を訴え続けるのがほんものの政治じゃないの?
ったくもう・・・こんな具合だからアメリカにもなめられるのです。
日本人のスピリチャリティはどこへいった。
ヒロシマ・ナガサキの原爆投下で亡くなった人、
死ぬより辛い思いをした人たちのこと、
ひとりひとりが心に刻むことが大事だと思うのです。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/08/09/story_n_17713862.html
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ジョー・オダネルさん(元従軍カメラマン)撮影
(朝日新聞デジタル 2017年08月09日 19時02分) より
原爆投下後の長崎で、亡くなった幼子を背負う「焼き場に立つ少年」。
撮影した米国の従軍カメラマン、故ジョー・オダネルさんの妻が夫の生涯をたどり、長崎原爆の日の9日に著作が出版された。
「投下した側」でありながら、過ちと訴え続けた足跡を写真と共に追っている。
オダネルさんは被爆後の広島、長崎などで、私用カメラを使って約300枚を撮影。
フィルムは封印していたが、1989年に反核の思いが込められた彫刻像を見たのを機に、「核戦争を繰り返さないことにつながるなら」と写真展を開いた。
原爆正当化論が根強い米国で批判に耐え、2007年、長崎原爆の日の8月9日に85歳で亡くなるまで各地で写真展を開き、戦争反対を訴えた。
本は「神様のファインダー 元米従軍カメラマンの遺産」。
掲載されている13枚の被爆地の写真で、著名な「焼き場に立つ少年」について、幼子を火葬にする少年の様子をオダネルさんはこう記す。
「炎を食い入るように見つめる少年の唇に血がにじんでいる」「少年があまりきつくかみ締めているため、血は流れることもなくただ少年の下唇に赤くにじんでいました」
妻で米在住の坂井貴美子さん(56)が2年ほど前に出版社の打診を受け、オダネルさんの遺志を尊重して、応じた。
坂井さんは取材に対し、「人間の存在の原点を、占領者としてではなく同じ人間としてカメラに収めている」と表現。
そして核廃絶へのメッセージとして、こう語った。「ただ『忘れない』ということが大切と思う」。
A5判192ページ。いのちのことば社(03・5341・6920)刊。(宮崎園子)