2017年05月17日
赤い靴
赤い靴が欲しかったんです。
とにかく赤い靴、赤い靴・・・ と探し回って、
新京極も探しました。
と!!
あーーーーーっ!
歩行者しか通れない新京極に自家用車!
大昔から1年中、車が通るところなんて見たことがないので、
映画のロケかと思いました。
観光客が間違って車で侵入して来られたらしいです。
驚いた時って、つい、
知らない人とも話ができる。
通りすがりに見つけた、新京極通りの年期の入った靴屋さんで、
お店番をしていたオバチャンに、
「今そこで、車が入って走ったはったわ!」と、
得意げに報告したいちげん客の私に、
「観光客どすやろ。警察も切符切らんと、
まけといたげはったらええのに・・・・・・」
と、警察官の姿を見ながらつぶやかれた。
そのまま、あれやこれやと話が弾み、
ふと我に返ったオバチャンが、
「ところで?」って言いたそうに、真顔になられた。
あ~、そうそう、
赤い靴。
品数が多いとは言えない店内で、見ると1点だけあった赤い靴。
まぁまぁ好きな形ではある。
でも、サイズがちょっと小さめかなと言うと、オバチャン。
「5~6分で伸ばしてあげっさかい。」とおっしゃる。
え~!?
伸ばしてまでなぁ・・・
と思い、迷っていると、
「警察もまけてあげはったと思うし、靴もおまけします。」って言われたので、
「そやね~、この靴、穴いっぱいあいてるし!」
と言うと、
オバチャンはアハハと笑いながら、900円も端数をカットしてくれはりました。
あーこわい。
オバチャンどうしの会話って。