2013年06月30日
カウンセラー自身のメンタルケア その2
この季節は野菜に虫がついたり病気がきたりで、種の蒔きなおしや、草刈などでにも追われ、ブログの更新はどんどん後回しになってしまいます。
それでは前回から続きの、私の場合のメンタルケアの方法についてです。
人様のお悩みを聴くことは仕事であり、それは日常のことなのですが、自分の悩み事になると、誰かに話すことはあまりありません。
過去のことを思い出しても、大事なことを決断する時なども、それが重大さを増すほど人には話さ(せ)ないというクセがあるようで、大抵は事後報告となります。
でも、悩みはどんどん膨れ上がり身体症状にまで現れたり、去年のように円形脱毛症になったりもすることがあります。
さて、そうなるとどうするか・・・
私の場合は“専門家”に相談、または治療を受けにいきます。
去年の円形脱毛症のときは、近場では最も信頼しているこちらの病院http://www.shimizu-hospital.or.jp/newtown/
の名誉院長(心療内科)にお世話になりました。
もちろん体の不具合が出る前に対処することの方が重要ですから、予防的な処置としては臨床心理士にお世話になったり、メディカルアロマを受けたりします。
この場合のカウンセラーは、キャリアコンサルタントとしての、スーパーバイザーとは意味が違います。
あくまでも“治療”としてのカウンセリングです。
友人知人にグチる、ということはあまり気持ちよさを感じず避けてきましたが、付き合いの古い友人の中には、まるで傾聴技法を習得したかのような、カウンセリングマインドで話を聴いてくれる人がいます。
その人に会うと、いつになくポロポロと弱音を吐いたり、起きていることを客観的に聴いてもらって、フィードバックをもらうこともあります。
誰でも50年以上もニンゲンをやっていると、それなりの辛酸をなめ、時には深い孤独も感じ、幾度の山谷を乗り越えてきているので、これからはもう少し、そんな経験をもつ友人の知恵をお借りしようかと考えるようになったこの頃です。
私が思わず本音を話してしまう人には共通点があります。
それは、
すぐにアドバイスをしたり、こうすればいい!という話をせず、相手の状況や気持ちをもっと知ろうとしてくれること
自分の価値観をすっかり脇に置いて話を聴いてくれること
、このふたつが自然とできる人には、プロの訓練を受けた以上のものがあり、ついつい安心して気持ちがゆるんでしまいます。
すぐれたプロフェッショナルは大勢いるし、もちろん尊敬し、そこに近づこうと日々努力しているのですが、やっぱり心底からの治療や癒しが起きるきっかけは、スキルや知識を超えたものであることが多いんなんだろーな。
医療も何もかもお手上げなんですよ、きっと。
何かの、または誰かのために生きたいと思う強い気持ちや、人それぞれがもっている他者に対する愛の力の前には、かなうものはあれしまへんのどす。
悩み抜いていたここ数日は、フラフラめまいや、眠れていない頭の中でパンッ!と音が鳴ったり、「あー、どうにかなるのかな」と思うこともあったけれど、
そんな経験のお陰で、
人は、自分自身の健康やしあわせや、自分や周囲の環境までもを十分にコントロール出来得る能力を、生まれる時にすでに与えられている、という仮説が頭に浮かんだわけです。
宇宙からみたら、「悩み抜いている」なんて言葉は、ちゃんちゃらおかしいことどっしゃろな・・・
ブログにこんなことを書くってことは、
そろそろ霧は晴れてきているって証拠ですからね。
私の気持ち次第。
もうあと一息です、きっと。