2013年03月18日

“農”は国の礎











15日、安部首相はTPPへの参加交渉を表明しました。

TPPって分かりにくいから、関心を示す人も少ないように思います。

私も実のところ、よくわかっているわけではありません。
ただ、農業に関することだけで考えても「おかしなことをするなぁ」と思うことは多々あります。

たとえば、日本は今でさえ食糧自給率が40%をきっているのに、TPPに参加してしまうと、さらに今より40%ほども減ることになると試算しています。

今、日本も含め、お国同士があんまり仲良くないのに、もし輸入が何らかの事情でストップしたりすると、国内のスーパーから食糧がドーンと消えてしまうわけですよ。

みんなはそんなことを想像もしないのかな。

どんな根拠があってTPPにも反対の声をあげないのか、私にはよーわからん。



今、弾みがついている安部さんのやることやからOKなん?
株価があがり、ボーナスにも反映し、経済が上がってきそうやから「その調子!」ってとこか?

でもね、
工業製品を輸出してGDPが増えれば何でもうまくいくと錯覚してるん違うの?

もし、一家の収入が増えたとしても有事の時は、食糧そのものがなくなる可能性が大なのよ。

しかも、3兆円減少するという農業生産を支えていた農家は、この先どうやって暮らしていけばいいの?




これ以上日本が、自国でまかなえる食糧が減ることは、とても危険なことだと私は思います。

国民を十分に養っていくだけの食糧自給ができることは何にも変えがたい安心要素であり、命を健やかに次につないでいく最低限の条件だとも思います。


国内で作られた、季節の米や野菜をしっかり噛んでいただくことが日常であれば、
年々増加して今や37兆を超すまでになってしまった日本の医療費も、こんな事態は防げたのじゃないかと、個人的にはそんなことも思います。

食べ物がヒトのからだとこころをつくっていくから。



かしこい国は自給率をさげていないよ。

農は国の礎だから。

 










  
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Posted by やまさき あおい at 23:11Comments(3)百姓日記