2010年10月02日

ホメオパシー騒動に思うこと






まだやってますなぁ・・・・・新聞でもネット上でも。

ホメオパシーは是か否かって論争です。
今のところは、犯人探しik_82icon09で安心するような民族性icon11からか、
「ホメオパシーはNG!」、という多数決派が圧倒的に優勢なようです。




“ホメオパシー”という概念が浸透しないまま、
あるひとつの代替療法の結果の一部がマスコミで伝わりましたから、
そりゃあ、西洋医学が医療の全てだと思っている人たちには
(という私も20年前までは全くそうでした)
「そのような危険な、まやかしの療法なんてケシカラン!」と思うのは無理のないことです。


あまり繊細で親切な説明ではありませんが、簡単に表現すると、
一般的な西洋医学で用いる多くのお薬は、熱が出たら熱を下げる、下痢をすれば下痢を止めるというように、逆療法が主となっています。
これは、アロパシーという「症状を抑制する」方向での医学です。

一方、ホメオパシーは同種療法と呼ばれ、 「症状を押し出す」ことを期待する療法で、
アロパシーの考え方とは対極にあります。





ホメオパシー療法というのは、今や数えきれないほどの数になった代替療法のなかでも、結構な認知度もあり、ファンも多い療法のひとつです。
尊敬申し上げる、帯津三敬病院の帯津良一医師もホメオパシー療法のことは、その臨床成果を肯定的に話されていたことがあります。

ところが、最近のニュースによると、ホメオパシー療法を受けていた人(確か幼児だったか?)が、西洋医学の治療を併用できなかった理由等で亡くなったことと、それに伴う関係者の対応などが適切性を欠いたこともあり、事が大きくなったようです。


みなさんはこの“事件”で、何か思うことがありましたか?




セルフケア・サポートネットでは、ホメオパシー療法家へのご紹介も推薦もしてはいませんが、
いくつかの代替療法の情報提供をし、半断食や自然療法などを推奨していることもあるので、
今回の件に関して私が感じたことを書きますね。

大事なことだからこの機会に、
西洋医学の機関も含め、自分はどこを選ぶのか、何を採用するのかということの基本に関わることですし、
もっとみんなが上手に代替療法や補完医療を用いられるようにと願う気持ちが強いこともありますので。icon22





まず、これだけ代替療法や補完療法が世の中にあふれてくると、
たとえ同じ療法(メソッド)であったとしても、施術者やセラピスト全員に一定の同じような質を期待することは困難だということを理解した上で利用することが肝心です。

ホメオパス(ホメオパシーの専門家)だけに関わらず、何かを提供する側は、それを良いものだと妄信的になっている場合が少なくないので、そのことをわきまえた上で情報を受けとること、これも基本になります。

意識的に虚偽の説明をしている訳ではなくても、提供している側や、効果のあった利用者にとっては、「万全で他に例を見ないほど良いもの」となってしまうことはよくあることです。

そんな一部の提供者に対して、デメリットやリスクを聞き出そうとしても、客観的な情報は入手することは難しいかもしれません。

セミナーでも繰り返しお伝えしていますが、今や代替療法は星の数ほどあり、玉石混交です。


予防医学の観点で、健康の維持管理として用いるには、自然療法や代替療法は適していると思いますが、
私個人的には、選ぶときには以下のことに気をつけています。


まず第一に、
①自然なものであること。ケミカルなものや不自然なものを日常的に使いたいとは思いませんもの。face06
 
②あまりお金のかかるものや、海外からの資材を使い続けなければならないものとか、
 使用する際にエネルギーを多く使うものなども避けたいと思っています。
 
③いろいろな情報収集をした上で、決めるのは自分だということです。
 自分で採用を決めたという自覚をもてないうちは利用しないことです。


健康を維持するためには、私はお金はそれほどかかるとは思っていませんの。ik_46icon06
というか、もっと正直に言うと
お金が継続的にかかる健康法って、どうやの???というのが本音です。





あなたの感覚が何よりの答えですよ



自分の命のめんどうと、
自分の心のご機嫌とりface02はなるべくマイセルフでいきたいネik_20

これがセルフケア・サポートネットをやっている目的のひとつですねん。






毒にも薬にもなる彼岸花



なんだって、使い方しだいと違いますやろか。















  
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Posted by やまさき あおい at 22:23Comments(0)医療を自給する