2010年05月06日
変わろう、変えよう。
インターネットが普及して以来、情報量に関しては加速度的に増え続け、
コミュニケーションの方法も手軽で安価な選択肢が多くなり、距離や場所を問わず、いつでもどこでもといった状態ですよね~
ところが、私たちが生きていくうえで必要不可欠なもの、
たとえば空気、水、土、食べ物は今どういう現実にあるのか、
日本の国って今では借金がいくらになっているのか、
そんな大事なことって、日常で受け取りやすい状況にあります?
自分家(ち)の冷蔵庫やお財布がからっぽになり始めると、たちまちあわて出すけれど、
国か管理しているものには「我、関せず」といった人が多いんやないの?
税金などで間接的に、我が家のお財布に影響してくることは想像できても、
無関心でいても何とかなると思っている・・・
無関心は財政事情だけに限ったことではないんやけどね。
今の現実をちゃんと見てみてみれば、
子供たちや未来の命から大きな借金をしているだけではなく、
地球環境の面でも、実は課題は山盛りですね。
戦後の高度経済成長期を経て、
さらに便利快適と、モノとお金を求めた結果として大量のCO2を排出し、
フロンガス放出でオゾン層にも穴をあけ、
環境ホルモンでは生殖器にまで異常を起こし・・・・・
その上、食料やエネルギーを海外にたよるこの国は、
何かの具合で貿易がストップしたりするとどうなるんでしょうか?
生きていく上で必要不可欠なものは自国で自給することが大前提だと私は思うんです。何度も何度も言うけれど。
工業製品や技術を、今はまだお金に代えられ、そのお金でエネルギーや食糧を買えているかもしれないけど、
現在ではもう、日本ならではの特化した技術がある訳ではなく、
第一今、日本に食糧を輸入してくれている国自体が、自給率を下げてきているのに、
この売買がこの先も続く可能性はうすいのじゃない?
その場合、国民の多くが声高に言うことは、
「国がちゃんと対策を立てて!」 「政治家はナニしてるか!」
というような反応をするだけで、自分としては何も行動を変えないでいる。
今の政治はアテにならないことは百も承知なのに、
個人としても何もしない、何も変わらないというと、
結果は想像できますよね。
「自国で自給」というと、「じゃあまずは食糧だ。お百姓さんガンバッテ!」 ・・・ですか?
今の社会では、農業を生業にすることはとても困難なことはご存知ですよね。米ひとつとっても、純利益は微々たるものです。
じゃあどうするか?
それなら「自家で自給」という方法があります。
エネルギーの自給は難しいとしても、たとえば食べ物。
ひとつでも少しでも、自分の食べ物を自分で作ろう!
プランターで、ほんのネギ1本からでもいいのです。
これも何度も何度も繰り返して言っていますが、
あなたがまだ人ごとにしているうちは、あたしは繰り返す。
『1円を笑うものは、1円に泣く』
何かひとつでも「作っている」ことは「ある」っていうことだから
意味の上では「ない」とは真逆です。
こんな些細なことをやっているうちに変化は大きくなってきます。
というか、
大きな変化は、小さな変化から生まれるんとちがいますやろか?
土壇場になっても、救世主や魔術師は現れはしまへんよ。
超高齢社会の問題も未曾有なだけに不気味であり、想像さえしたくない心情ですが、
マスコミの社会的責任として、このことはもっと明らかに報道して欲しいと思いますねん。
もしあなたが今、30歳代なら、少なく見積もっても
あなたは将来ひとりで3人以上の高齢者のめんどうをみなければならなくなるでしょう。
借金は莫大、
食糧は危うい上に環境悪化であちこちに問題が起こる、
エネルギーの自給に関しては10パーセントもないのに、まだまだどんどんエネルギーを消費する活動を企業があおる。
心身の病気は蔓延気味で、大人も子供も不健康な人が増えた上に、
お年寄りは“近代医療”によって、本人の意思とは無関係になかなか死なせてもらえない。
医療、介護施設に加え、その従事者がたりない。
深刻な鳥獣被害や環境変化、水不足などで米野菜を作れる環境と農業従事者がいない。
データーを見てみると、不安をあげればきりがありません。
マスコミにも、目をそらしてはいけないものをきちんと報道することを期待はしますが、
一番大事なのは、私たちひとり一人が行動に移していくことが最も簡単だし、
変化を起こすエネルギーの基になると思うのです。
世の中が変わらないのは、“わたし”が変わらないからに他ならないんよね。