2010年04月15日

「根拠を示せ!」(ーー;)

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代替療法のことをやっていると、必ず話題なるひとつに「その根拠は?」
という問題があります。

たとえば、
「風邪をひいたり、体が疲れてきたなと思ったら、食事を抜いて体を休ませ、食欲が出てきたら少なめにしてよく噛んで食べ、肝臓・腎臓・脾臓をカイロかなんかで暖めて。」とかお伝えても、
「風邪は食べなきゃ治りにくい」と思っている人にとっては疑問でしょうし、なぜ体のあちこちを暖めるの?と思う人もいるでしょう。

現在の科学では“再現性”を、
医療では“根拠”を求められるのが世の常ではありますが、
これを第一に考えると正直、ちょいと本末転倒になってしまうことが多々あるなという思いがあります。

たとえば「おばけを見た」と言う人には、それがたとえ1回であってもその人にとっては“おばけはいる”となってしまうでしょうし、
たまに聞く癌の自然退縮だって、癌がきえた根拠なんて示しようがないと思うのです。

私たちは、この“再現性”と“根拠”を求めるがゆえに、
それよりもっと大事なことを踏みつけて通ることがあるのではないかしら。


え~っと
本日は大サービスDAYにつき(?)、 目には見えないヨーガや瞑想の効果を
脳波のデーターをとり数字で示した研究者がいらっしゃるとの記事を読みましたので、ご紹介させていただきまーす!


以下は成瀬ヨーガグループのメルマガ、成瀬雅春先生のエッセイから。


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 ★コラム by ヨーガ行者 成瀬雅春 www.naruse-yoga.com/mm-essay.html
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133. 脳波計測

 駒沢大学で「瞑想に関する心理学的研究」に協力して、脳波と心拍と呼吸を
計測したことがありました。テーマは禅瞑想とヨーガ瞑想の比較です。私は自
分自身のコントロールで深い瞑想状態に持っていくので、禅瞑想とは違うよう
です。瞑想に入った瞬間に、呼吸は16.3から6.5になり、終了した瞬間に16.7
となりました。心拍は71から68になり、徐々に落ちて62までなって、終了した
瞬間に71に戻りました。瞑想時に現れるとされるミッドアルファー波は、瞑想
に入った瞬間から出て、終わった瞬間に消えました。このときに、それとは別
に私の心臓の鼓動を止めるテクニックも試しましたが、1分ほどで心拍が2倍の
早さになったところまでは計測できたのですが、それ以上は計測不能となりま
した。それが26年前の話です。

 なぜ、そんな前の話をしたかというと、3月29日に、久しぶりで脳波の計測を
したからです。アルファー波研究では日本の第一人者である「日本脳力開発研
究所」の志賀一雅先生の依頼でやったのですが、面白かったです。26年前より、
計測機器が発達したのは当然のことです。
 計測は、まず指先が暖かくなるとか、額が涼しいというようなイメージを持
つと、脳波にどういう変化があるかというのを試しました。ところが、計測を
開始した途端、アルファー、ベータ、シータなどすべての脳波が、計測範囲を
超えてしまったのです。そこで、表示レベルを調節しました。そして、次に半
眼で10分、閉眼で10分、半眼で10分の瞑想をしました。志賀先生と私で同時に
瞑想しました。2人の瞑想者の間の脳波に、関係性があるかということも調べ
るのです。
 結果は表示レベルを調節しても、ほとんど変わらず、私の脳波は表示レベル
を振り切っていて、まったく計測不能でした。終わって志賀先生が「成瀬先生、
途中で何かなさったでしょう。すごいエネルギーで震えが来ました」と言いま
した。
 実は閉眼の瞑想に入ってから、ちょっと操作しました。体内エネルギーレベ
ルを上げたのです。表現を変えれば瞑想レベルを上げたともいえます。この操
作は、一緒に目を閉じて瞑想している志賀先生は、判り易かったと思います。
しかし、立ち会っていた桜井さんにも気づかれてしまったようです。内的な意
識の操作だけで、体内エネルギーの流量と流れるルートを変えたのです。せっ
かく脳波を計測するチャンスなので、ついコントロールしてしまいました。

 通常、半眼での瞑想と閉眼での瞑想では、違う波形の脳波になるのですが、
私の場合は半眼でも閉眼でもまったく変わらなかったのです。このことは、か
なり重要です。
 私は常々「瞑想に熟達すれば、目を開けていても閉じていても、深い瞑想状
態を保てるが、初心者のうちは目を閉じて瞑想した方がいいです」と指導して
います。それは、目の前の景色や動くものに、意識を持っていかれてしまうこ
とが多いからです。
 そういう指導をしている私の脳波が、目を開けての瞑想で乱れていたらまず
いですよね。しかし結果はそうでなくて、ホッとしました。

 計測した私の脳波は、いまだかつて見たこともないような脳波だということ
で、これから「東京電機大学」で研究資料とするらしいです。その後、志賀先
生からのメールで「いま計測した脳波を分析中ですが,信号が大きすぎて一部
飽和していました。装置にバッファーを付加して再度計測したいのですが、も
う一度お時間をいただけないでしょうか?」とありました。
 ということで4月26日に、再トライをします。その計測で、目を開けての瞑想
の脳波が乱れてしまったらどうしましょう。
 ──どうしましょう、と書かれても皆様にはどうすることもできないですよ
ね。……どうすることもできないのに、「どうしましょう」と書いてしまった
私の頭の中はすでに乱れています。
 ケ~セラ~セラ~、なるようになるさ~


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成瀬先生のヨーガの修行は少しずつ段階的にやっていくという印象があります。
この先生以上に“人間のからだ、仕組み、可能性”に興味をもち、
そして、勤勉に努力していらっしゃる方を他に知りません。

成瀬先生のヨーガの指導は、
近年、町で見かけるヨーガマットを小脇に抱え、お教室に出かけるような“ヨーガ”とは
そうとう異なるものですが、
修行好きの方や、本気でヨーガを体得したい方にはおすすめです。
http://www.naruse-yoga.com/



だけどすごいね~、脳波計測。
今はまだ証明されていないものや非科学的な事柄も、あの手この手でデジタル化されていくのかな?



数字やグラフなどで表せないものだからこそ、尊いものが存在しているのだと思うし、
測れるようなものでもないと思うのも確かなのですが。


だって、たとえば
“愛の深さ“とか、数字で表せたりしたら、いろいろと問題ですやろ ・ ・ ・ ・ ik_85





  
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Posted by やまさき あおい at 21:01Comments(0)医療を自給する