2010年04月07日

健康診断の是非

春は会社や学校で健康診断を受けることが多くなる季節です。

この“集団健康診断”を実施している国は世界でも日本だけだという話を、
近藤誠医師の講演でお聞きしたのはかれこれ15年ほど前になりますか。

近藤誠さんは『患者よガンと戦うな』という本などでこれまでの医療のあり方にも問題提議をし、
製薬会社や同業者からバッシングされたこともあります。



それから10年ほどたった2005年7月17日。
毎日新聞は「胸部X線、有効性に疑問」という記事を掲載しました。
その記事には、検査の有効性を示すデーターがないため厚生労働省が検討に入り、結論次第で来年度にも廃止するとあります。
合わせて、結核検査については、発見の利益よりエックス線被爆の害が心配されると記されています。
記事は続き、
しかし、1000億円規模の影響が出るとみられる業界は猛反発、死活問題だとして最終調整は難航しそうだ、と。



どうですか?
この記事。
有効性がなくったって、被爆すること自体の方が問題だって言ったって、
医療機関が儲からなくなるから、集団検診廃止はアキマヘン!ってことかぁ~? \(゜ロ\)(/ロ゜)/





さて、
それ以来このハナシはまるでなかったことのように世の中はこの件については何の変化もなく流れゆき、
今年の4月1日木曜日。
こんどは朝日新聞が同様の記事を出しました。






シリーズであと3回続き、2回目は明日4月8日の朝刊です。
多分次は、検診の有効性なんかも載せるん違うかな?
朝日新聞さんもスポンサーがいたはるやろし。face10

興味のある方はご覧いただき、自分としてはどう考えるかに基づき、
今後、集団健康診断をうけるべきか否かのご参考にどうぞ。


というより、
自分の健康管理を医療機関にだけ委ねるこのシステムを、ちょっと違う方向から見直してみてもいいかもね。



「自分の命のめんどうは自分でみたいんだ。」
壺山三峰さんの口癖でもありますが、自主性をもって医療の自給にとりかかろうよ、もうそろそろね。













  
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Posted by やまさき あおい at 21:46Comments(0)医療を自給する