2009年03月03日

公益資本主義?

この言葉を新聞で見た時に“ドキッ”としました。

え?!  なんかよさそ~・・・ なんやろ?

と 読み進めているうち、デフタ・パートナーズグループ会長の原 丈人(はらじょうじ)という人が
主に途上国で行っている 公益資本主義 を実現するための取り組みのことを知りました。


株主ばかりが儲かる株主資本主義ではなく、「多くの人に幸せをもたらす」というこのやり方で、
たとえば世界最貧国といわれるバングラデシュでは、国最大のNGOとの合弁で教育や医療に関する事業を設立し、
地域にも還元、再投資できるようにするなど、
根本的な自立を支援する形をつくりあげることに積極的な様子がうかがえます。


     
 あ~  どっかの国のODA とはちょっと(だいぶん!)違う・・・  face10icon10

彼の視線がまた共感しますねん。

途上国支援といった時に、まず必要なのが“命を守る”という基本的問題がありますよね。
餓死する乳幼児が絶えないアフリカ諸国においても、砂漠地帯でも栽培可能な食用藻類の普及に取り組んでいるようですが、
事の進展が遅いとなると、会長自身が国連直属NGOの代表大使に任命してもらって動き出すというよな行動派のようです。


すごい!アッパレ!!ik_72ik_72ik_72 ペシャワールの中村哲さんと共通することが多いなぁ。



この原 丈人さん、お若い頃は中央アメリカの考古学の研究者だったというから面白い。
考古学と経済。。。。。。
男のロマンやなぁ~face05


公益資本主義の考え方を温めたのは10年以上も前なんだって。
今それを、
世界経済に依然として大きな影響力をもつアメリカから発信することに意味があると考えているとか。




しっかし!

この原丈人さんにしても、中村哲さん他多数の方々にしても
ほんとに素敵と思う人たちってヨソへ出て行かはりますなぁ。


まぁ今のニッポン、どんなに不景気だ雇用調整だといっても
貧困が極まり、飢餓の果てに命を落とすことはめったとない訳ですから
もっと弱い立場の命に手を差し伸べるのは当然なんですね。



社会企業家といい、この公益資本主義の会社といい、時代背景がつくったものかも。


何かが行き詰ってきたり、皮膚感覚として不調和が大きくなってきた時などに、
「このままじゃイカン!」と、シフトの変換を起こしていくことのきっかけは、
まずは自分の“想い方を変える”ことなのかもしれません。




凝り固まった価値観も、ひなたぼっこでもしてほぐしまひょ icon06








  
  • LINEで送る


Posted by やまさき あおい at 17:00Comments(0)ヨノナカヲ思フ