2008年10月23日

米の値段

今日は朝っぱらから
我が家の老婆(どの老婆?何人もいるけど。face10)が肩を落としてる。

聞くと、
「今年はどこも米が豊作で、備蓄用に国が買う値段が12000円やて・・・・今ニュースでやってた」と。


そう言えば、
山形は長井市、レインボープランの菅野芳秀さん(お気に入りの『ぼくのニワトリは空を飛ぶ』)からの最近のメールにも、JAへの売り渡し価格も60kg12000円そこそこになり、20年前の半分の価格になったとありました。

確かに政府米に関しては、昭和61年の一表18505円をピークに下がり続けているようです。
ピークといっても10kgあたりが3000円。 今では10kg、2000円。

この10kgのお米を作るのに、いったいどのくらいの堆肥や薬、それに手間と労力がかかっているのか・・・・・。


米を作っても勘定に合わん、買って食べる方が楽やと、ぼやくこと久しく、
毎晩、腰や肩に貼り薬を敷きつめるように貼りながらも、
この老婆たちは、やっぱり
春になったら籾種を蒔く準備を始め、腰を曲げて米を作る。



「なぜそこまでしてお米つくるん?」

「百姓やから。」



実は野菜も獣たちの被害や、年々強くなってくる病害虫で作り難くなってきているのはご存知の通り。
そんなふうになった畑に、母は毎年コスモスの種を蒔きます。



「こんなに畑の面積使って、コスモス出荷するん?」

「出荷せーへん。 きれいやから。」



icon11 icon12 icon11 icon12 icon11 icon12 icon11 icon12








  
  • LINEで送る


Posted by やまさき あおい at 15:11Comments(0)百姓日記