2008年08月19日

先住の命たち

「ここは私が所有している土地です。」
「この山の持ち主は私です。」
「この土地と家を25年ローンで買いました。」 ・・・・・



     。 。 。 。 。 。 。  

私たちも例にもれず、
15年前には、マイホームicon25という人生最大の“買い物”をした時代がありました。

その頃はフツー?に、どこにでもよくあるヒトタチでした。face03


でも・・・
数千万という対価を払った、しょうしゃな住宅街のそのicon25にも
5年もすると
“ナンカ チャウ。(違う)”と思い始め、
そうかと思うと連れ合いも
「もっと自給力つけたい」
な~んて言いはじめ・・・・・・・・

          だいたいそこらへんから、やっとマジメに人生を生き始めたんやと思う。


夫はさっさと、26年勤めたデカイ企業を辞め、
ひとりの田舎のオッサンになり、今年で10年目になる。



この春から運営することになった《琴の滝荘》は
開業からこの14~5年、
いろんな方々が一生懸命、
ここを守り、盛り立てようと努力してこられました。

でも
手放すに至る物件だったのです。



さて、
ワタシタチはど~なるか?




とりあえず分かることは

ここは

この森や川、丸ごと保護する気持ちでいかんと

この館は生き残れないということ。



この環境に心を向けず、
《琴の滝荘》だけ、
自分の仕事場だけ繁栄させようとしても
それは土台、不可能だということです。



人間のご都合で
竹やぶに手を入れ、
コンクリートで固めた建物に住まわせていただいていることも、
どこかで覚えていたいのです。

そこで経済活動を営み、
関わる人々が暮らしていけることもね。



                
                                  レストランの照明器具に遊びにきたセミ。


        もともとの先住民。


この森や、
この建物が建っている土地は
登記簿ではどーなってるか知りまへんけど、
誰のものでもあらしまへん。
自分が死んでいくまでの、地球からの借りものや。










  
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Posted by やまさき あおい at 20:58Comments(0)ある日のお客さま